Saturday 10 November 2019

「スイッチ操作」 担当:松本健太郎

今回は特定非営利活動法人 訪問大学おおきなきにお邪魔して生体電位スイッチCyin(http://www.j-d.co.jp/welfare/cyin.html)

の試用をしました。Cyin 福祉用モデルは、革新的サイバニクス技術によって、人が体を動かそうとした際に、 脳から筋肉へ送られる微弱な生体電位信号(筋活動以外で随意にコントロールできる生体信号)を検出することにより、「目に見えない力」を使って意思の伝達や機器の制御を可能にするシステムです(ダブル技研ホームページより)。

タイミングよく押すのには練習が必要です。おおきなき 代表の相澤様が設置部や感度を上手く調整してくれてKさんが自分でスイッチを操作することができる場面がありました。直前までウトウトして覚醒が低かったのですが、1時間半近く覚醒が高いまま集中して取り組んでいました。最初は、ビックマックにつなぎ試した後に、スイッチとつなぎキーボードの鍵盤を物理的押せる「わりバッシャー」と道具につなぎ、YAMAHA ヤマハsonogenic SHS-500RDで大好きな「おどるポンポコリン」を演奏しました。SHS-500RDは、無料アプリ「Chord Tracker」と連動させて使用する「JAM機能」を使うと、スマートデバイスに保存している楽曲のコード進行にマッチする音が自動的に鍵盤に割り当てられ、お気に入りの曲と自由にセッションを楽しむことができます(ヤマハホームページより)。つまり曲の途中、どのタイミングで鍵盤を押しても大丈夫ということです。本当に素晴らしい。

そして、Kさんも演奏を楽しんでいました。曲が終わったと同時にジャーンっとカッコよく鍵盤を鳴らす場面もありました。

Kさんが、見た目では、手が動いてなくともこれだけ動かそうとしていたということがお母様とともに確認できたのは大きな収穫でした。Kさんの強い意志と可能性が感じられました。

今回試用させて頂いた機器一式学びサポートでも是非で揃えたいです。ただ生体電位スイッチCyinは60万円ととても高価です。助成金申請しなければ・・・・・。と思っていたところ相澤様からもう少し安いスイッチの情報提供をしてただきました。高感度ワイヤレス筋電スイッチEMOS CXというものでお値段8万円。生体電位スイッチCyinは、電極を貼った部位が動かなくてもOnになりますが、こちらは、ほんの少しでも動くことが必要らいいです。

今回全面的にサポートいたただいたおおきなきの相澤様に深く感謝いたします。

 

(学びサポート Kくん)