Saturday 14 Nov 2020(MM)

音楽

担当:石橋

■活動の様子

今回もお祖母様がいらして打楽器で一緒に参加して下さいました。

秋晴れの暖かい日だったので、前回とは違う秋の歌を歌いました。

「真っ赤な秋」、「里の秋」、赤ちゃんの開いた手にたとえた「もみじ」、そして、前日がサトウハチローさんの命日だったので、彼の作詞代表曲「小さい秋見つけた」など。

これらの曲で、ウィンドウチャイムを鳴らす練習をしました。

次に、M君のファミリーのテーマソングと言っても良い「ドレミの歌」を。

まずメロディを私が弾いたら、M君はパッと目を大きく見開いて、「あ、あの曲。」という風に明るい表情を見せてくれました。

この曲はM君のウィンドウチャイムで始まり、御家族全員が歌と楽器で参加して下さるのですが、ワンコーラスごとに全員で音を止めて、M君のウィンドウチャイムを待つのです。

初回に偶然できたルールでしたが、3回目にして、すっかりM君自身が重要なパートを受け持っていることを自覚している様でした。

今回は、ウォーミングアップが良かったせいか、前よりスムーズにチャイムを鳴らせたような気がします。

何より、M君のチャイムの後に全員の音が入ってきたときのM君の表情が、その度に毎回パッと明るくなるのが確認できて、嬉しかったです。

何気に御祖母様がつぶやいた一言「ミッキー合奏団」は、この歌を産んだ映画「サウンドオブミュージック」の中の「トラップ一家合唱団」を思っての事だったと思いますが、正に、息の合ったご家族の象徴のような曲だと思います。

次に、iPadのアプリを使ってギターを出し、E7のコードにスイッチをセットして、M君には細長いプラスティックの棒を軽く叩く事で鳴らしてもらいました。

音色をロックギターにして「ジャ~ン!」と大きめに出したら、これがカッコよくて、思わず「イェーイ!」と歌ってしまいました。

M君も気に入った様子で、すぐにもう一度音を出そうとしてくれました。そこで、

今度は、M君のギターの音でブルースを歌い始め、御家族の皆さんとコール&レスポンスをすることにしました。

ワンコーラスごとに止めて、M君のギターでまた始まるという事を繰り返してみました。

自主練習をしていたというご両親のコーラスと御祖母様の軽快な打楽器のお陰で、これがなかなか盛り上がり、しばらく皆で楽しみました。

まず左手を引いて力を入れ、次に右手を閉じたまま拳を上げて、ゆっくり力を入れながら開いていき、そのまま腕を回しながら降ろすという一連の動きが、だんだん繋がってきてスムーズに動けるようになった気がしました。

何より興味深いのは、楽器がスイッチに変わっただけで同じ動線なのですが、音色がウィンドウチャイムからロックギターに変わったとたん、年相応の男の子っぽい表情になった様でした。

ご両親のお話では、「こういうのを一度やってみたかったのではと思う。」との事で、偶然選んだ音が気に入ってくれた様子で嬉しかったです。

M君の大活躍で、すっかり大セッションが続きましたが、ここで少しお休みして、曲を何曲か聴いて頂きました。

このところ夜空が美しいので「コロラドの月」。古い曲ですが、御祖母様はご存知の様でした。

「5匹のこぶたとチャールストン」の他に、少し早いけど、今年最後になるのでクリスマスソングを「赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやって来る」「ママがサンタにキスをした」などもお聴き頂きました。
また来年も、どうぞよろしくお願いします。

写真は、片付けてから撮り忘れに気が付き、ベッドに戻ってから、ドレミの歌を歌いながらパチリ!の1枚でした。

■保護者の声
 ロックギターの音が気に入った様子なので、そういう曲も一つ。ということで、次回は、E7ひとつのコードで完結するロックっぽい曲に挑戦してみようと思います。