音楽
担当:石橋
■活動の様子
この日のCさんは、パッチリと覚醒状態で調子良さそうでした。
まず、Cさんのテーマソング「A whole new world」からスタート。
続いて、秋の歌「もみじ」「旅愁」「枯葉」、そして月が綺麗に見える季節として、映画の話をしながら「Moon river 」「It’s a only paper moon」を聴いて頂きました。
さてここで、松本支援員考案の木の輪っか付きタンバリンを試してみました。
木の輪っかを通したゴムをタンバリンの直径辺りの両端に結び付けて、タンバリンの真ん中に当たる様にセット。
木の輪っかをC さんが引っ張ってから、パッと離した時にゴムが戻って、タンバリンを叩くという仕掛けです。
何度か試して貰ったら、ゴムがねじれたり、うんと長く伸びたりしながらも、引っ張った輪っかを離すとタンバリンに「トン!」と戻る事が分かりました。
タイミングや音の大きさは様々ですが、Cさん独自の力でタンバリンの音が出せて、まずは大成功!
そこで、Cさんのタンバリンの音を合図に、お母様達にご協力頂き、打楽器でサンバを演奏することに。
其々に叩き方を決め、オリジナルのサンバ「Happiest」を歌ってみました。
ちょっと乗ってきたところで、そのまま皆さんに打楽器をお願いすることにして、今度は、キーボードを出して、Cさんとブルースセッションにトライ。
オリジナルの「モッキンポットブルース」を歌いましたが、やはり今回も、C さんはキーボードに興味を示してくれない様子でした。
ところが、オリジナルついでに「I’ll be right here」や「恋に消えても」を聴いて頂きながら、コードや和音の弾き方などプチ音楽講座を始めたら、
突然、Cさんがキーボードを叩き始めました。
更に、鍵盤の上を手のひらや腕で勢いよく叩いていたら、いきなりカッコいいサウンドが聞こえてきました。
どうやら音色を変えるボタンや、自動演奏のスタートボタンも押したみたいで、
そのまま自動演奏の音源と一緒に、セッションしてくれました。
思わぬ展開に、みんなビックリして大喜び!
特にお母様は、「ええっ、今頃~?」と言いながらも本当に嬉しそうに、テーブルからキーボードが落ちないように抑えていて下さいました。
偶然、いろんなボタンに触れたのかも知れないけれど、鍵盤を叩くのを止めないで弾き続けたのは、興味を持ったからに違いありません。
キッカケが何だったのか分かりませんが、Cさんが積極的に楽器演奏してくれた事は初めてだったので、とても嬉しかったです。
私達も興奮気味でしたが、その後、順番にいろんな音色で弾いてみたCさんは、疲れたのか満足したのか、やっとピアノを放しました。
最後に、台風の雨が止むことを願いながら「Over the rainbow」で全員クールダウン。
■保護者より
今までは、どちらかと言うと聴く方が多かったのですが、今回は自分から楽器を触り始めたので、音を出す事の楽しさも一緒に、広げていければと思います。
■次回活動予定
次回は、10月23日(金)14:00~