Saturday 23 July 2020(KS)

目と手の協応/コミュニケーション

担当:松本

久々のKSさんの「学びサポート」。約7ヶ月ぶりの再会でした。今回も感染症対策を万全にして臨みました。
■視線入力装置(tobii 4c)の不具合について
・接続は正常にも関わらずパソコンの方で認識しない状態でした。パソコンを再起動しても治らなかったのですが、パソコンと接続しているUSBを抜きさ差しすると認識し無事いつもの「風船割り」や「射的」などのゲームを操作することができました。以前より苦手な左側にも視線が広がっていました。


■iPadのkeynote音楽プレゼン納品
・以前にリクエストがあった好きな音楽動画を集めたkeynoteプレゼンをお母様の携帯とご本人のiPadにAirdropしてお渡ししました。このプレゼンは、20秒間は画面をタッチ(クリック)しても次のスライドに行かないように設定しています。方法は、動画を前半20秒のところで、2つに分けます。1つ目のスライドは20秒で自動に次に進む設定をしておき、2つ目のスライドは20秒後からの動画を貼り付けておきます。こちらはタッチ(クリック)したら次に進む設定にしておきます。つなぎ目は多少ぎこちなさは残りますが、スイッチを押し続けてしまう誤操作が無くなります。とってもアナログな方法ですが簡単です。
・好きな曲は最後まで聞いてから、変えたい曲は途中ですぐにスイッチを押していました。素晴らしい!!!
・iPadとスイッチの接続は以下のようにしました。
i+padタッチャー
→iPadにマウスが使えるようになった今でも設定の面倒がなく、活用場面はまだまだ多い。
スイッチヘルパーワンショット
→スイッチの押しっぱなしを防いで確実に動作させます。
ピエゾスイッチ
→お母さんがご本人のほっぺに上手に貼ってくださいました。


■手元を見えるような工夫
・凸文字のひらがななぞりをお母様と一緒に学習してくださっています。凸文字は木工用ボンドでお母様が手作り。
なぞるときに手元が見えた方が良いのではというお母様のリクエストに答え、以前先輩教員から伝授してもらったアクションカメラとiPadをWiFi接続して手元を見えるようにしました。
・さらに視線入力用のモニターがあるので、お母様のiphoneにアクションカメラ用のアプリを入れて、Apple Lightning – Digital AVアダプタにつなぎモニターへHDMI接続しました。
・手元拡大もできご本人もよくモニターを観てくれました。
視線入力装置用のために設置したモニターのためご本人が一番見やすい位置になっています。
・モニターがあればiphoneで事足りてしまいます。お母様もiphoneの方が使い慣れていて助かるとおっしゃっていました。
・実は、モニターがあるのでHDMIで直接カメラとモニターを繋げばよかったのですが、「Micro-HDMI to HDMI 変換 ケーブル」を持っておらず失敗しました。モニター直つなぎで観れることは先ほどの先輩教員が実験積みです。
・次回までに、アクションカメラに台座を作り「どっちもクリップ」で挟みやすいようにします。


■扇風機のスイッチ操作
・扇風機操作をスイッチでしたいのですが、という質問をいただいたのでラッチアンドタイマーを紹介しました。これは一回スイッチを押すだけで設定した時間ONの状態を保つ機器です。購入も考えられていたのでkosenラッチアンドタイマーが購入可能か確認してみるとお伝えしました。

感染が拡大する中でも「学びサポート」はマストとおっしゃって迎えてくださり

心より感謝しています。