Saturday 19 July 2020(FKK)

目と手の協応/コミュニケーション

担当:松本

学びサポート再開第2号でした。FKKさんとは約1年ぶりの再会でした。今回も感染症対策を万全にして臨みました。
■iPadの見やすい位置に固定する方法についての質問
・iPadで動画を見たり、keynoteプレゼンを使った学習もだいぶ定着してきたと言うことで、iPadをより見やすい位置で固定するアームについてご相談を受けました。スタンダードな以下の組み合わせを紹介しました。
Manfrotto クイックリリースプレート付きバリアブルフリクションアーム 244RC
Manfrotto アクセサリー スーパークランプ 035
MyArmor タブレット ホルダー クリップ (7~10.5インチ用) 三脚 アタッチメント iPad/Kindle/Tablet用 固定 スタン
■windows用プレゼン作成フリーソフトZ絵本(現在廃盤)のメンテナンス。
・お渡ししていたプレゼンの動作が思うように動かないと言うことで、パソコンにビューワーでなく編集可能なソフトをインストールして解決しました。Z絵本は貼り付けた音声が再生終了するまで、クリックを受け付けない、つまり次の画面へは進めないと言う設定が簡単にでき、誤操作を防げるのですがその設定がうまく機能していませんでした。最近は、keynoteでほとんどの教材を作ることが多いのですが、視線入力を使う時には手軽なZ絵本も使用しています。ただし動画は貼り付けられません。
・今後も並行してkeynoteでスイッチの誤操作でも次に進まないような設定で音楽再生プレゼンや学習コンテンツを提供していければと思います。
・耳が良い方なので、iPadの音質の方がお気に位入りのようです。
■学習の進め方
・イエスの時に手を握ると言う方法が定着しているとのことだったので、学習の進め方で、2択の視線選択の可能性や、選択肢を1個づつ提示してyes/noを確認しながら進める方法をお話ししました。
・できればiPadを自分で操作して進めていきたいが、スイッチを押すタイミングが合わなかったり、設定が複雑だったりする場合、本人の動きに合わせて待てるようなローテクとハイテクの組み合わせも有効であることをお伝えしました。ステップバイステップ(スイッチを押すと音声を再生する機器)での本人の合図を待って支援者がiPadの画面をめくるなど。
■目と手の協応の重要性、空間を知ることの意味。
・机上での上下左右斜めなどの空間的位置関係をわかりやすい教材で手を使って把握し、空間のイメージを獲得することで、パッと見た時に状況が捉えられるような力がつくということをお話ししました。そうすると見通しが持て安心して活動に取り組めるようになります。
■なぞり用凸文字セットをお貸ししました。
・字形のイメージづくりにヘルパーさんと注入中に取り組んでくれるそうです。


■お母様が卒後の生涯学習について文科省の動きを紹介してくれました。毎回有用な情報を提供いただきありがとうございます。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00601.html
■振動スピーカーを紹介しました。
紹介したものが現在廃盤ということで、違うものをご購入されたとのことです。音だけでなく振動も含め多様な手がかりが用意できてよかったです。
■次回活動予定
 8月に音楽、9月に美術、10月に松本のような3ヶ月サイクルでできればと提案しました。8月音楽は調整中です。