Saturday 6 May 2023 OK

目と手の協応/算数

担当:松本

■活動の様子

・目と手の協応:ボコボコチェーンをいつものように、両手で交互に引っ張った後に円柱差しに取り組みました。
ところが、力が抜けて円柱を持ってくれず、穴の数も文字盤で示してくれないので、もっとお話しする?と伝えると、興味ある送迎バスの話を話してくれました。ちょうど良い頃合いで、分数の復習に移りました。

・算数:分母は、分ける人数、分子は分けたものをいくつとってくるかの数ということを基準となる正方形の板と分けた板を枠にはめながら確認していきました。次に分子は1のまま分母だけ増やしていく大小比較をしました。最初は板で大きさ確認をした後、板なしで今までの例題から予測して新しい問題を解く試みをしました。板(具体物)から自由になってイメージ操作の楽しさを実感してもらえるように工夫しました。例となる1/2と1/3、1/2と1/4の大小関係をじっくり見て、さらに、分ける人数が多くなると一人の取り分は少なくなる説明を聞きながら1/3と1/4の大小を正確に答えていました。
 不等号についても口が開いている方が大きいかったことを復習して、不等号も正しいものを選びました。最後の方は、自分でペンを持って書いてもらいました。板では表現しにくい大きな数の問題も全問正解していました。
 次は分母固定で分子を増やし大小関係をまずは具体物で比べて、分けた後にとってくる数が増える説明をすると後は板なしで、大きな数の問題までスラスラと正解していました。
 復習だったのでわかりにくい分母が変わる問題から取り組んだのですが見事にイメージ操作で問題が解けていました。
物から解放されて、意味や法則がわかると大きな数も自由に扱える楽しさを実感してもらえたようで、満足そうな笑顔が出ていました。
 
 円柱差しでいつもの元気がなかったのは、最初のウォーミングアップは最小限にして早く分数に取り組みたいというアピールだったと後から気づきました。次回からは、今日すぐに手が伸びたボコボコチェーンが終わったらすぐに分数に移ろうと思います。
 このように学習内容の自分なりの重きをはっきり伝えてくれたのは初めてでした。社会人になったことの影響がこういったことにも現れてくるかと気づかされました。