Saturday 6 May 2023 FK

目と手の協応/文字/支援機器メンテナンス

担当:松本

■活動の様子
・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。何回かこちらでタッパーを持ちながら下がって引き抜くことを手伝い、両手を持って揺らしたりしながら刺激すると、自分の力で以前のように思いっきり引き抜くことが数回できました。ボコボコチェーンミニも両手にセットすると1回自分で引き抜いていました。徐々にではありますが、入院以前の手の動きが戻ってきたようでした。
 スライディングブロックは、引く動き、左右の動きは、教材の上に手を置くようにして十分時間を待つと、自分でブロックを動かし穴にはめていました。一番難しい上へ押す動き。スライディングブロックの場合、他の動きはなんとなくの手の動きで処理できるのですが、上へ押し出す動きは、意図的な手の動きでないと難しいです。これも、手をブロック位の上に乗せしばらく待つと見事自分で動かして穴にはめられました。入った瞬間の自信に満ちた表情が印象的でした。時間はかかるものの、きちんと運動が停止してから起こす次の運動なので、以前より意図的な落ち着いた操作が可能になっていると感じました。
・文字:凸文字をなぞった後に、介助者の手のひら、ペンを持ってブギーボードの流れで、練習しました。手の動きは弱めでしたが、特定の文字の時に力が入っていました。特に「し」の時ははっきり力を書いていました。マンションの大規模修繕で毎日すごい音がしているらしいのですが、今日は工事がお休みなので「しずか」と言いたいのかなと聞くと、こちらを見つめ瞬きしたので、「そうなんだね」と応答しました。ペンの持ち方は、つぼおし用の棒を、通常の鉛筆持ちにすると落ち着いて書けていました。最近様々な持ち手を作って試しているのですが、年齢が高い方は、運動機能に関係なく、通常の鉛筆持ちで落ち着く方が多いです。
・支援機器メンテナンス:視線入力のアプリのアップデートと、iPadのスイッチ接続の仕方の復習をお母様と一緒にしました。両方とも上手くいきそうです。家にいる時間がさらに充実することを願っています。