目と手の協応/コミュニケーション
担当:松本
本日はベットで少し起こした姿勢で行いました。
■目と手の協応
・ボコボコチェーンミニ:右手にゴム紐で輪っかを固定して、肘を介助しながら取り組みました。自分の動きで何回か最後のひと引きを行っていました。
・メダルはめ、スライディングブロック:同じように右手を介助して取り組みました。スライディングブロックは手前に引く動きが出ていたので、次に取り組むスライディングスイッチも引く動きに設定しました。
・凸文字なぞり:自分の名前の文字を右人差し指でなぞった後に、私の手のひらに同じように人差し指で書いてもらいました。途中、人差し指の第2関節を曲げた状態のままの方が、指が動きやすそうだったのでその形で運筆の練習をしました。指を曲げたまま書く人もいるのでもしかしたらこの形が負担なく動かしやすいのかもしれません。
■スイッチ操作
・ステップバイステップ:スライドスイッチの調整をステップバイステップに繋いで行いました。この時点では、ご本人の動きは確認できませんでした。
・iPad:興味引くために、嵐のPVが20秒ごとに止まり、スイッチで進めるストップアンドゴーのKeynoteスライドをスライドスイッチに繋ぎました。曲が始まると、ステップバイステップでは、出なかった右手をわずかに手前に引く動きが確認できました。今回使用したスライドスイッチは、やわらかいスイッチを使用して微細な力でもONできるのですが、OFFの状態に戻すためにバネを仕込んであります。せっかくONができても戻らなければ連続した操作が難しいです。そして、戻すのが難しいケースが多いです。今回は、肘下にクッションを置き、スイッチの傾斜も調整することで、微細な動きでONでき、しかもスライドが戻るように上手く設定できました。これにより、嵐→BTS →Snow Man の順で全てのスライドを最後まで進めることができました。聴くアーティストの順番をカード選択してもらいましたが、視線ではっきりと伝えてくれました。
・キョロキョロシステム:「寝た姿勢でも周りの様子を見たい!」というニーズに応え、奥山支援員考案のアクションカメラとiPadをつなぎ、カメラをターンテーブルに乗せそれをスイッチ操作しながら自分の周りの様子を見ることができるキョロキョロシステムを紹介し試しました。先ほど設定したスライドスイッチをつなぎ、一方向のみの操作設定しましたが、最初から画面に注目しながら、カメラをぐるぐる回していました。ラッチアンドタイマーは特に必要ないようでiPad映る周りの様子を楽しんでいました。お母様にきくとなんと、Goproが家にあるそうで、ターンテーブルさえ用意すればすぐにシステムが整えられそうです。Gopro用のアプリは、今回使ったアクションカメラ用アプリ「」よりも多機能な分、誰でもシンプルに使用するには難しい印象を受けました。gopro用のシンプルなアプリを次回までに探します。