新しい文字盤の導入と調整/目と手の協応/数量/算数
担当:松本
・新しい文字盤の導入:前回注文があったiPadアプリ「トーキングエイド」と同じ文字配列で、「トーキングエイド」用のキーガードを使用した文字盤を作成したので試しに使ってもらいました。特に問題なく指が動いて、支援者も読み取りやすいようでした。違和感もないようでした。メニューの追加が必要だとわかり、次回までに改良することになりました。トーキングエイドの前の補完教材として他の方にも利用できそうです。文字盤の部分をマッド仕様のパウチのしたことで反射が全くありませんでした。外でも、眩しくなく使えそうだとお母様がおっしゃっていました。
・大きな円柱差し:高さ、重さ、長さの量を円柱差しを使い体感しました。筒入れ(高さ)は縁の厚みを面としてうまく使い、円柱を滑らせながら自分だけで入れていました。重さも円柱の入った袋を何回も持ち上げ確認していました。横一列の円柱差し(長さ)も面をうまく利用して円柱を穴にはめていました。文字盤を滑らかな指の動きで指すのと同じように指先を上手に使い取り組んでいました。枠付きの文字盤の利用が、様々な場面で操作の上達に影響していると感じました。
・分数:分数の表し方の復習から、大小比較まで学習しました。前回までの内容をよく覚えていて、復習も短時間で終えることができました。大小比較では、不等号の導入もしましたが向きもよく理解し指差しで答えてくれました。iPadで問題を提示し、文字盤で答えた後Apple Pencilで画面に直接答えを記入しました。自分一人での運筆は難しいですが、支えてもらいながらでも書きたい方向は介助者に伝わってくるので本人も達成感があるようでした。続けていきたい取り組みです。