Thursday 5 May 2022 (FKK)

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

 覚醒がよく、学びサポートを心待ちにしてくれていたようで、どの課題にも笑顔で集中して取り組んでいました。

■活動の様子

・ボコボコチェーンミニ:右手にセットし引いてもらいました。最初に、こちらで本体を引いて手応えを感じてもらうと、途中から引くまではいかないけれども、右手が動くことが確認できたので、肘を支えるように介助すると力を入れたことがよく伝わり、その動きに合わせて本体の方を引っ張りました。最後のひと抜きのところで肘を支えながら待っていると、自分の動きで引き抜くこともありました。次回は、左手に握って右手で引っ張る両手の協応も試したいと思います。

・量の確認:高さ・重さ・長さで3までの量を体験的に確認をしました。高さを確認する筒に円柱を一緒に入れた後に袋に円柱を入れて、右手にぶら下げ重さを確認していきました。3個の時には重そうな表情をしていました。袋から円柱を出して長さを確認するためのはめ板にはめていくと、3つの量が同じ数字だということがつながったようで、笑顔になりました。

・スライディングブロック:上下左右に取り組みました。右肘を支えると力の入るタイミングが伝わってきました。特に左に行く動きが右肘を支えていると良く動きました。

・凸文字なぞり:どの行を練習するときいて、順番にあ行から聞いていくとか行で右肘の力が入ったので、か行を練習しました。文字をなぞってから、私の掌でも書いてもらいました。「こ」まで終わった時に、私の掌にある指を動かす様子が見られたので、介助しているとどうやら自分の名前(か行に全部ある)を書いている様子でした。自分の名前書いたんだねときくとにっこり微笑んで「そうです」と伝えてくれました。

・スイッチ操作座位:PPSスイッチにセリアのチューブをつけたものを使用しました。今日はひ右肘の動きがよかったので、右肘と体側の間にチューブを挟んで、震えるクッションとチャイムを操作しました。感度1まで下げても操作できていた、誇らしげな表情でした。

・スイッチ操作仰向け姿勢:寝た姿勢では、肘の動きを読み取れなかったので、右手と腕で包み込むような位置におきました。Keynoteで作った嵐の曲が20秒すると止まって、スイッチを押すと再度再生するストップ&ゴーのスライドを操作しました。スイッチインターフェースは、iPad+タッチャーとワンショットタイマーです。PPSスイッチ感度を最初は11ぐらいでやっていたのですが、6ぐらいまで下げても操作できていました。普通にスライドをKeynoteで作ると曲の途中でクリックをしてしまうと、その時は進むことがないのですが、クリックが溜まってしまって曲が終わったら次のスライドにどんどん進んでいってしまう現象が起こります。それを回避する方法も含めてKeynoteプレゼン作り方のコツを近日中に、noteにアップしようと思います。

・Fさんに何らかの形で合図をもらい、指伝話文字盤を試そうと思ったのですが時間切れで次回に必ずという約束をして終わりました。