Saturday 16 March 2019

「視線入力/目と手の協応/文字学習」 
担当:松本健太郎
○文字学習
今日は発作の後で覚醒が低い場面もありましたが、文字学習時にはシャキッとおきてなぞりながら声も出してくれました。やはり文字学習が好きです。次回は文字を中心に学べたら良いと思います。
○視線入力(風船割りと射的4分割)
4分割射的は自分で2面クリアできました。素晴らしい。今回も右側が見やすかったです。

*お母様が利用している区の生涯学習のまとめの会でご本人の英語学習のことを発表されたそうです。最初は、「英語?(障がいが重い方と?)」という声も聞かれたようですが、学習の様子を話すことで、誰でも工夫さえすれば学びを深められるということを伝えられたということでした。素晴らしい!

 

(学びサポート FKくん)

Saturday 16 March 2019

「視線入力/目と手の協応/文字学習」 
担当:松本健太郎

○目と手の協応
・円盤はめ面5個の取り組みで、上手に自分のできる手の動きを組み合わせ、ほぼ一人で5つの円盤をはめることができました。初めてこのような動きが出ました。誰から見てもわかる形で、「どこに穴があるのか探っている」「穴を見つけて入れたい」というご本人の意図が手の動きに現れていて本当に素晴らしかったです。

○スイッチマッチング
・ベッドで横なって操作できるスイッチのマッチングをしました。PPSスイッチのスポンジを右手の下に置き、iPad のKeynoteで作った動画再生プレゼンで動画の切り替えを操作してもらいました。ご本人にはPPSスイッチだと押したというフィードバックが弱いようでした。右手の動きはいつもよく出るようなので、この動きにあったスイッチを準備して次回試してもらおうと思います。

(学びサポート MMくん)

Saturday 9 March 2019

「視線入力/スイッチ操作」 担当:松本健太郎

スライディングブロック(写真)は、右手で何度か自分で引っ張り入れることがありました。スライディングブロックの操作は本日が今までと比べ一番良かったです。
次回までにiPadのKeynoteを使い、好きな動画をスイッチで自分で再生及び選択ができるようにしたものを用意します。

(学びサポート Kくん)

Saturday 9 March 2019

目と手の協応/平面構成/数量概念/算数」 
担当:松本健太郎

 前回依頼されていた書見台の大きなボード納品しました(写真)。
算数で、答えが10までの足し算・引き算を確認したところ、足し算はほぼ正答し、引き算も2問以外正答しまし
た。教材を使った学習の積み重ねが実を結んできました。ご本人も誇らしい表情でした。

(学びサポート Oくん)

Saturday 23 February 2019

「視線入力/目と手の協応/文字学習」 
担当:松本健太郎

 最初に、ご自宅の視線入力装置が起動しなかったため、ドライバーを入れ直してみたら無事解決しました。久しぶりの視線入力。ずっとこの機会を待っていたようで、集中して取り組んでくれました。
 目と手の協応の学習では、ブルブルタッパー、スライディングブロックに取り組みました。手の動きがとても良かったです。持参した新しい机が、ピタッと車椅子にはまり、落ち着いてまとまりのある動きで学習できました。
 文字学習では、視線入力で中央をよく見ていたので、書見台の中央に、文字を置き、右手で凸文字をなぞりました。自発的な指の動きが所々現れ、ご本人が思ったようにかけている場面がたくさんありました。

(学びサポート MMくん)

Saturday 23 February 2019

「視線入力/目と手の協応/文字学習」 
担当:松本健太郎

 書見台納品しました。台座を調整してテーブルにぴったりにしました。以前に納品したスイッチ操作可能なMP3プレーヤーの操作で、スイッチを押しっぱなしにしてずっと早送りモードになり困るとの相談を受けました。押しっぱなしにしてもスイッチが一旦切れるスイッチヘルパー・ワンショットを紹介しました。持参したものを試し解決できたので、その場でお母様もネット注文さました。このようなちょっとしたことでもすごく困ることが支援の現場では多くあります。安価で解決できる商品を提供しているアシステックさんは、本当に素晴らしい。
 視線入力は、風船割りランダム、シングルに取り組みました。シングルで風船ではなく絵に変えた途端よく見てくれました。やはり意味あるものでないと見ない、いや見えてこないのかもしれません。無意味図形だと形が見えてこない人が、意味ある図形だと見えてくることがあるそうです。「みる」機能は本当に、複雑で、不思議で、興味深いです。

(学びサポート FKくん)

Saturday 2 February 2019

「音楽」 担当:石橋和子

このところ毎回、学習支援ボランティアの松本Kのアイデア満載の機器と、iPadなどの音楽アプリ(映像楽器)を使って一緒に演奏できる方法を探ってきましたが、今回は、なんとH君自身が新しいタブレットを準備して待っていてくれました。やる気満々のH君に、早速こちらも準備してきたプログラムをトライ。今回は、動かせる手の指と足の指に一つずつスタッフ持参のスイッチをセットして、リズム楽器を中心にセッションしました。実は、以前、曲の始まるタイミングを出す「カウント」をH君が、同じ様な方法でドラムの音を使って1.2.3.と出してくれて、私が演奏を始めるという事をやってみましたが、今回はなんと、曲中をドラムのリズムだけで引っ張っていくという大変なエネルギーと集中力を要する曲に挑戦しました。曲名は今、映画「ボヘミアン・ラプソディー」で大ブレイク中のクイーンのヒット曲「We will rock you!」。いきなりハイレベルな曲かもしれませんが、ドラムだけの曲は、他に思い浮かばなかった事もあります。H君は、まだ病気が発祥する前、学校で鼓笛隊の太鼓を叩いた事があったそうで、もし体が自由に動かせたらドラムを叩いてみたかったと、以前聞いたことがありました。その事もあり、他の楽器が介入せずドラムだけで完結する曲なら、リズムやテンポが多少揺れても、皆がドラムについていくという、リード楽器の存在感を味わえるのではないかと思ったからです。さて、私自身もクイーンの曲は初めてでしたが、映画を観て感動して、俄然やる気になっていました。まず、指のスイッチと足のスイッチで、大きいドラムと小さいドラムの音色を分けて出してもらったのですが、足のスイッチのタイミングが時差もあり、本人は納得しなかった様子で、すぐさま同じ音色ながら、指のスイッチだけで、例の「ドンドンチャッ」のリズムを作り始めました。こういうところがH君の凄いところで、そこにいたお母さんやスタッフ達と一緒に、3拍目に手拍子を入れ始めたら、そこはもうクイーンのライブ会場!見事に皆をドラムで引っ張って行ってくれました。あまりにスムーズなので驚いたら、お母さんもH君もクイーンは大好きだったらしく、クイーンの曲を演ってみたかったそうでした。H君が「楽しい!」と言ってくれて、思わず「やったー!」とバンザイしました(笑)。たまたま録音した音を皆で聞いてみたら、H君いわくアニメで聞いて気になっていた言葉、「ドラムが走る」という意味を初めて実感できたとのこと。「テンポがだんだん早くなる」と言う意味ですが、健常者でもリズムキープは難しいのに、そこまでこだわるあたり、サスガだなあと感心しました。他にも、前回好評だったブルースセッションや、「冬の星座」や「ラストダンスは私に」など、それぞれ違うリズムの曲も何曲か聴いていただきましたが、その間も時々ドラムでリズムを取ってくれました。いつもニコニコとポジティブなお母さんの影響かも知れませんが、音楽に対する素養だけでなく、機器の使い方の適応力やチャレンジ精神なども素晴らしく、まだまだ様々なセッションの可能性を感じて次回も楽しみです。

(学びサポート Hくん)

Thursday 7 February 2019

「美術」 担当:真鍋麻里

今日はOさんのお母さんが北海道から拾って来た石にアクリルで色を着けました。
Oさんが近くに来て、足をスリスリしてくれるだけで、嬉しくなるのですが・・・
本当に活動を楽しんでくれているのか、自問自答は続きます。

(学びサポート Oさん)

Saturday 19 January 2019

「書初め/目と手の協応」 
担当:松本健太郎

書初めで「一」と「い」を書きました。まず右手を支えながら墨をすり、ただの水と墨をすった後両方とも半紙に書いて、本当に色が濃くなったことを確認しました。書く前には、凸文字を右手の人差し指でなぞりました。指に力がぐっと入って自分からなぞろうとしていることが伝わってきました。前日に作成した太い握りとヘアゴムで指に固定できる筆も持て、書いている間は手から外れることはなかったです。
 文字枠を使い「一」を書いた時に、徐々に介助を減らしていっても自分だけで、横にすっと筆を運ぶ場面がありました。始点でずっと溜めてから、筆を運ぶことが多かったです。「い」の方が、下に引っ張られる重力の手がかりがあるので、やはり描きやすそうでした。自分だけの動きで書ける時がたくさんありました。すばらしい!

(学びサポート FKくん)

Saturday 19 January 2019

「書初め/目と手の協応」 
担当:松本健太郎

 書見台の角度を高めにして、まず書く文字をなぞりました。立体コピーでなぞり慣れているので手を支えると自分の手の動きでなぞることができました。書くときは書見台を低い角度で設定しました。
 「一」を書く時には、途中で支える手を離して、見守るとスーーっと左から右に筆を運べる場面がありました。動きとしては下に行く重力の手がかりがあるので、やはり、「い」の方が書きやすかったです。筆を持つと力が入り、すごくやる気になっていました。落款は前日に作った専用の握りを試しました。手で支えながら本人の力が入ったら一緒に紙へ下ろし、その後支える手を離すと、しばらくして左か右に手を振り、紙から落款を一人で離すことができました。

(学びサポート MMくん)