視線入力/目と手の協応/文字
担当:松本
久しぶりの学びサポート、コロナで巣篭もりしている間の様々な工夫をお母様からご紹介いただきました。順番にnote.comの「支援者の知恵袋」で紹介していきます。ご本人の覚醒もよく意欲的に取り組んでくれました。
■ 視線入力
・学習は、視線入力から始めました。なぜか今朝は立ち上がったTobii Eye Tracker 4Cをパソコンが認識せず。焦る。抜き差ししてもダメ。Tobii Eye Tracker 4Cのドライバーのインストール.exeファイルをクリック(インストールはしてません)したらなぜか認識。その後は問題なく使えました。原因は未だ不明。ちょっと怖いです。現在原因解明中です。
・視線入力ゲームは風船割りシングル、プヨ振り向きモードで行いました。下写真のような感じに、視線が広がりました。
・その後、射的をビデオのアセスメントモードで行いました。一般の背景整理など配慮されていないビデオでは、画面のどこをみていいのかわからない感じに視線が動いていました。好きな音楽とともに背景整理した画面をゆっくり大好きなアイドルが静止画で動くような動画を作成して次回試してみたいです。以前からお母様が感じていた通常の動画は早すぎてとらえるのが難しいかもしれないという仮説が今回も確かめられました。
・視線入力は自分一人の力で楽しめる外に向かう活動として貴重です。運動のコントロールの困難さは眼球運動にももちろんあるので、細かく使っていくのはまだ難しいですが、今後も大きな動きでも楽しめるものから徐々に精度を無理なく上げていきたいです。
・目と手の課題は、ポコポコチェーン→ボコボコチェーンミニ→スライディングブロックの順で行いました。手が動かせるよう自分でゆっくり準備した後に、勢いよく自分で引き抜いてくれました。
・スライディングブロックの使い方をお母さんに説明しながら取り組んでもらいました。運動が自発されない時でも手を持つのでなく、教材を動かすことが大切であることをお伝えしました。最後の1mmでも自分で動かして穴に入れることが重要です。1mmでも能動性を保証することが我々の責務です。
・こちらの期待通りに、上下左右得意な方向は自分だけでおおきく動かし、苦手な方向は、ギリギリにブロックを設定して重力の力も借りながら穴に滑り込ませていました。入った瞬間に満足そうな表情(今風にいうとドヤ顔)を確認できました。この机上の空間を手で確認しながら位置関係のイメージを作ることが、全ての学習の基礎になります。
・写真の教材を全てお貸ししました。
■次回活動予定
10月3日(土)14:00〜
ご家庭から「学びサポートで使っている教材や学習のアイデアでできることがたくさんあり巣篭もり生活も乗り切れています」と嬉しいコメントをいただきました。「できることがたくさんあり」は学びサポートが目指していること。
実感していただいていて嬉しいです。
今後も襟を正し「できる」を支えていきたいです。