Saturday 13 Jan 2024 TS

コミュニケーション/操作

担当:小山

<報告書>

・遊具・教材(目的):子どもの様子

・VOCA①ステップバイステップ(あいさつ):VOCAの提示後すぐにリーチ。久しぶりの父同席でやや興奮しているものの、以前より調整が向上していましたよ

・VOCA②8キーVOCA+じゃんけん(初めてのVOCAアセスメント):①4人の大人の中から手差しやアイコンタクトで2人を選びました。意欲や期待があり、力が入って時間が必要でしたが、じゃんけんのスターターとなりました。VOCAは「最初はグー、じゃんけんぽん」と表出。上段1キー、下段1キーで試行しました。キーへの定位は良好で、ON反応も良く、運動操作的な負担はチャットBOXよりかなり軽減されていました。次に本人がじゃんけんをしました。チョキは得意な人差し指ピ、としました。表出まで時差があるので、相手は自分の手をかくして待つことでじゃんけんが成立。笑顔が溢れました。

・VOCA③意思表示(「やる」・「おしまい」の表現):即時に「もっとやる」を選択して表現しました。

・中玉チェーン抜き木製リングのチェーン(上肢操作・特に右手を意識した両手操作):右手指にゴムをかけることで保持+意識が向上。左手指で引きりました。左右の手を変えて実施。左手把持が向上して右手はチェーンをガイドで良い位置に。引ききろうとしていました。

・手作りカバサ大・小(操作):カバサの頂上へリーチ。手前に動かす動きが出が出ました。方向性のある手の動きが出ていました。

・3穴玉落とし(連続した操作 左~右への方向性):左手人差し指で、左から順にテンポ良く連続的に落としました。これまでで最もスムーズに定位、かつ落とす速度も速かったです。

・10穴玉落とし(操作アセスメント):中央手前をのぞき左右対称に10玉セット。中央→右方→左方の順に落としました。この時、最も効率よく落とせるように手指の位置、使う場所、角度や方向を柔軟に変化させていました。

・VOCA③名前を言う(表現単語構成):キー左から「さ」「と」「な」と配置することで、3穴落としのように左から順に右へと表出。音声FBで達成感ありました。○文字をランダムにすると、構成は難しかったようです。落胆の表情になるため、誤りへの気づきはある様子でした。配置により誤作動が入ることは注意して提示方法を工夫していきたいです。

・凸文字なぞり「さ」(書字へのステップ視覚-運動):赤シールに定位しました。ガイドにて「さ」を書字。一画目の右方向は、はっきりと動きが出ました。

・指えんぴつによる書字 「さ」(書字):指とえんぴつ先端との距離がある印象。書見台の角度と距離の調整、ガイドの方法が難しかったです。

・ipad+Apple Pencil(操作・反応アセスメント):操作のフィードバックとしての線をよく注目していました。ペンは握り持ちをガイドしましたが、本人が3~4指持ちに持ち変えていました。