「音楽」 担当:石橋和子
「旅愁」や「枯葉」などの秋の歌を聞いて頂きながら、原曲と日本語詞の違いとか、その歌の歴史などをお話しました。空が澄み始めて星も美しく見える季節になってきたので「星に願いを」「Star dust」、H君のリクエストで、アップテンポの英語の曲としてGood Times、他オリジナルなどをお聴き頂きました。
10月という事で、小さいジャコ・ランタンをお土産に、ハロウィンの歴史をお話したら、すでによく知っていて、さすが調べるのが大好きという物知りH君でした。
今回もM先生が、映像楽器として、視覚入力で和音が出るシステムのバージョンアップを作って来て下さって、それを使って、セッションしました。前回はバラードだったので、今回はリズムのある「聖者の行進」に挑戦しました。M先生が作って下さった3コード(和音)の其々Long tone(延ばす音)とShort tone(短い音)を使って、H君が始まりのカウントを出します。これがバッチリ決まって、「やった~!」という感じでした。曲中のコード進行は、お母様や、スタッフの松本さんが読み上げたり指差したりしてサポートして下さり、H君の勘の良さもあり、なかなかの出来だったと思います。ただ、視点を定めてから、唯一動く指でスイッチを押すので、とても目が疲れる様でした。慣れもあると思うのですが、視野の中に入る6種類のコードの面積の割合や位置、H君の目と大型タブレットの距離など、少しづつ改善の余地はあるかなと思いました。
それにしても、スイッチを押して反応するまでの電気的な時差は、前よりも格段に良くなったと思います。M先生の機械的な技術と発想は、可能性を広げてくれています。慣れてくれば、H君が使える楽器として、いろんな曲にチャレンジできるはずです。
(学びサポート Hくん)