支援機器設定/算数
担当:松本健太郎
久しぶりの学びサポートでした。力が入らないようにヘルパーさんとお母さんの丁寧でケアを受けながら、ゆっくりしとしたペースで学習を進めました。K君が力が入った時の、ヘルパーさんが阿吽の呼吸でケアする姿が本当に美しく感動しました。
■活動の様子
・支援機器設定
以前からの課題であった文字盤とiPadのテーブルへのコンパクトな固定具を試しました。
使用感も今の固定方法と変わらないようで問題なく導入できました。
しっかり固定したい場合にどうしても
Manfrotto クイックリリースプレート付きバリアブルフリクションアーム 244RC
の1択になりがちですが、アームが短くていい場合にはかえって邪魔になったり、重さが持ち運びのネックになったりします。
いつも教材作りの工具でお世話になっているオフの店(https://www.off.co.jp)でたまたまクランプを探して、
見つけたのが以下の組み合わせです。
PIHER マルチクランプ MDS1
https://www.off.co.jp/category/A10/T_5020.html
PIHER マルチクランプ用タブレットホルダー MDS-TAB
https://www.off.co.jp/category/A10/T_5022.html
アルミなので軽く、固定もManfrottoまでいかないもののかなりしっかりできます。
文字盤やiPad操作なので結構な力がかかるのですが、下部分がテーブルに設置された状態だったら問題なく使えそうです。
タブレットホルダー挟み幅も厚みがありケースのまま入れられるメリットがあります。
値段も二つで16000円弱と高価ですが、さすが、工具屋さんが本気で作ったクランプアームとホルダーだけあります。
補助的に、滑り止めをクランプに挟み込むと良いです。また、ホルダーに板を挟み込みで机と設置させ、木の三角ブロックをつけたりするとよりしっかり固定できそうです。
コンパクトなのでiPadと文字盤を左右に固定するために2個使用しても邪魔にならなそうです。
高校3年生なので進路実習が控えており、良いタイミングで外出にも便利なコンパクトな固定具を紹介できてよかったです。
*ポールにも試しました。やはり多少動きはありますが、
Manfrotto アクセサリー スーパークランプ 035C
や
TOKISTAR 撮影用アクセサリー スーパークランプ TS-101-ST
に近い固定ができそうです。
・算数
正方形や円の合成分解をしながら、分数の意味を学習しました。初めに、正方形をケーキに見立て等分した1つを1/2、1/3ということを確認しました。正方形縦に分けたり斜めに分けたりしても等分ならどれも2個分けたうちの1個で1/2や1/3になることをすぐに納得してくれました。
そして、切れてない元の正方形を提示して「これは何分の何?」ときくと「1/1」と文字盤で答えてくれました。素晴らしい!!!
1/1を納得してくれたのでピースを全部集めた2/2、3/3もすぐに答えられました。そしてそれら全部が「1」になることも実物を触りながら迷わず頭に入っていったようでした。
日常会話に出てくる量について、卒業まえに復習すると良いと思い、次回は単位の復習をしようと思います。
■本人・保護者のニーズ
トーキングエイド以外のiPadアプリでテキスト入力できるものを探している。その際、キーガードも必要。
■次回予定
5月21日10:00ー