目と手の協応/算数
担当:松本
■活動の様子
昨年の11月以来の活動でした。とても落ち着いてどの課題にも取り組んでいました。前回までの内容をよく理解していて、次に何をやるのか見通せていた様子でした。
・ボコボコタッパー:今回も自分流の引き方から両手交互に引く方法に移れるように手伝いました。輪っかを持った方は、輪っかを持ったままになりがちなので、輪っかをはずしても良さそうです。輪っかを違うてで持ち直すという場面も見られ、輪っかの「持って欲しい」という発信力の強さを改めて感じました。同じ手で手繰り寄せるやり方が得意でしたが、最後は次に前に出すべき手に支援者が触れるという少しの手掛かりで順番に左右の手を前に出しチェーンを引いてくれました。 ・ボコボコタッパーミニ:左手にグリップが触るように提示すると左手でグリップを握り、右手で輪のついたチェーンを引っ張る。 ・ボコボコジャバラ:縮めることがひとりっできるようになっていました。左手は動かさず蛇腹の端を握り右手だけをずらしながら上手に畳んでいきました。学校の個別の時間で取り組んでもらえるようで、その成果が出ていました。
・石蹴り入れ:手首の外旋を引き出すために取り組みました。容器の角度を調整して手首の外旋を促すようにすると、手首を外に捻りながら石蹴りを入れていました。左右のて交互に次々と取り組む場面がありました。入れる石けりの数も最後まで正確に数えていました。・ボコボコレバー:片手のものと両手のもの力強くあらゆる方向に動かしていました。 ・四角の入子:一旦入れたパーツの入れ替えも迷わず行っていました。 ・円盤はめ:今回は指差で穴を数えることが好きだったようで、全ての場面において指差しで正確に数えていました。残りいくつ問題も指差で数えていました。4個の面配列の後、5個目配列を準備していると、提示する前から「1、2、3、4、5」と伝えてくれました。4個の真ん中に一個増えたことがわかったようで、真ん中の穴を指差ししながら「5」と改めて伝えてくれました。 ・円柱刺し:同じく指差で正確に穴の数を伝えてくれました。円柱を釘に手をトンカチにして見立て釘打ちするように入れる場面もありました。今日も前回と同じく「8」が好きだったようで、5の円柱差しの後「8にするにはどっち?」と2つの円柱差しを見せて選んでもらいました。その後、8個を他の8個の円柱差しに入れ替えることを丁寧に行いました。これも8、あれも8ということを確かめました。
・数の棒:書見台に縦おきで、例えば3の棒を提示していくつだと思うかきいて、次に実際に1個の積み木を3個積んで同じか試すことをしました。数をまとまりとして見る練習として取り組みました。10までの数を確かめて最後は一列に並べました。今後この方法で、数の合成分解に進んで加法減法の基礎を固めたいと思います。
・ひらがな字形スライディングブロック:次々に円盤を動かし上手に取り組んでいました。 ・文字:友だちの名前を書きました。立体コピーをなぞった後に、立体コピーの上に紙を置いてクレヨンで字形をなぞりました。全部自分でかけていました。
■本人・保護者のニーズ ・打ちやすいキーボードを知りたい。
・テキスト入力(ローマ字入力)でシンプルにやりとりできるアプリを知りたい。
■次回活動予定 6月16日(日)10:00-