Sunday 6 June 2021(MM)

音楽

担当:石橋

■活動の様子

久しぶりの訪問は、初めての平日で、今回はお母さんとM君のお二人です。
急に暑くなりましたが、M君は元気そうで落ち着いた様子でした。
さっそく、いろんな打楽器を出しながら、たまたま木の蛙の背中の凸凹をスティックで下から上にこすり上げると、「ゲロゲロ」と音がしました。
「ハッ」とM君が反応したようなので、その楽器を鳴らしながら先ずは「カエルの歌」を歌うことにしました。
お母さんにも輪唱に協力して頂き、何回か歌いました。
Mくんは、私達の声が重なったり、一人だけになったりするところが不思議な様子で、じっと聞いてくれました。
次は、蛙がいっぱい出てきそうな「さんぽ」を一緒に。
先日亡くなったエリック・カールさんのお話をしたら、M君の大好きな絵本だとお母さんが持ってきて下さって、それを見ながら「はらぺこあおむし」の歌を聴いて下さいました。この歌も、M君はお気に入りだそうでした。

さて、忘れてはいけないM君のテーマ曲「ドレミの歌」を、今日はお父さんのスチールドラムがないので、少しアレンジを変えてみましたが、大事なお約束だけは変えませんでした。
いつものようにM君のウィンドウチャイムから始まって、それを合図にピアノが入り、歌い始めると、M君の表情がパッと明るくなり、嬉しそうに笑ってくれました。
 自分のパートをすっかり分っているみたいで、ワンコーラスごとに止まると、M君のウィンドウチャイムの音で次のコーラスが始まります。
その時、毎回皆が息をのんでM君の音を待つのですが、待つ間がだんだん短くなってきて、今回は、途中でも丁度良い所で鳴らしてくれました。

次はチョッとリズムを変えて「5匹のこぶたとチャールストン」、
そして、お母さんも練習中だという「パプリカ」を。

 この日は「ロックの日」という事をお話したら、先日TVでクイーンの「ボヘミアンラプソディ」をご覧になったというお母さんが、当時は趣味ではなかったけど、映画を見てすっかり見直したという話で、全く同感でした。
 そこで、前回お父さんからのリクエストでもあり、アイパッドを使って、ちょっとロックっぽい音に挑戦しました。アイパッドの音楽アプリで、ギターを出し、その中でもハードロックギターのE7にセット。お母さんが光輝君の指を持って、一緒にタッチすると、爆音でハードロック風のフレーズが。
M君はちょっとビックリしつつも、興味を持った感じでした。

そこで例のリズム、膝打ち2拍・手拍子1拍・1拍休みを、お母さんと私が繰り返しながら、M君のギターをバックにWe will rock youを歌ってみました。
お母さんも一緒に歌って下さってチョッと盛り上がりました。

その後、アコスティックギターや他のギターの音、和音と単音、ピッキングの種類など、いろいろ試してみたら、M君はアコスティックな音にも興味がありそうでした。

そうこうしている間にお母さんが、お家のアイパッドを持ってきて下さって、私のタブレットと両方でドラムを出して、初めてタブレット・セッションを体験しました。

なんだか映像楽器の可能性を感じた次第です。