Sunday 25 Jan. 2026 OK

目と手の協応/数量概念/コミュニケーション支援

担当:谷田部

■活動の様子
学びサポートに伺うと、初めて玄関まで迎えに来てくれました。Kさんから毎日メールが届きますが気持ちがとても安定しているようです。メールのやり取りの中で、Kさんから初めて「お疲れ様です」と書かれていて、うれしかったです。

《認識、版別、手指の操作》
今回は、市販の型はめパズルから始めました。丸い形に色のマッチングを合わせたパズルです。全部同じ円形の小さな形なので、はめることは上手にできますが、同じ色に合わせるところが難しかったようです。好きな色は前から黄色と言われています。黄色以外の色について、今度認識の仕方を確かめようと思いました

次にいつもやっている、円盤型はめをやりました。左右と真ん中を理解する為に、3個の円盤型はめをやりました。右と左の位置に円盤を入れることは失敗が減りましたが、真ん中を2次元で認識することはまだ、確実ではありません。

久しぶりに円柱差しをやりました。複数の穴に迷うことなく円柱を差すことができました。手元を見ながらできています。できるようになったことは、時間を置いても記憶されていることが分かりました。

最後はマグネットカードの2分割絵合わせカードをやりました。車種が違うカードから同じ車種を選別できたので驚きました。色と形の認識ができていました。

Saturday 17 Jan. 2026 MM

音楽

担当:石橋

■活動の様子
世の中このところ心配事も多いから、明るい歌で気持ちも明るくしたいとのリクエストがあり、今回はまずMさんの大好きな「ドレミのうた」から始めることにしました。
Mさんのウインドウチャイムの音で曲が始まるのですが、少しのウォーミングアップで、Mさんはすぐに音を鳴らしてくれました。すかさずピアノでイントロを弾き始めるとMさんは満面の笑みになり、その顔を見ると私もテンションが上がりました。

続けてお馴染みの「森のクマさん」や「おもちゃのチャチャチャ」も、1曲終わるごとに真面目な顔に戻り、始まるとすぐに曲が分かった様子で、パッと反応してニコニコと終わるまでずっと楽しそうにしていました。単に知っている曲だからというより、好きな曲だから笑顔になるのかなと思いました。「北風小僧の寒太郎」も始まったとたんにニコ~っとなり、改めて名曲だなと思った次第です。

今回は、お母様が途中から用事でいらっしゃらなかったのですが、お父様がジッとMさんから目を離さずにシェイカーを鳴らして下さいました。
そのまま、今回は早々と「はらぺこあおむし」に。この曲はMさんの大好きな曲の一つですが、場面転換でチャイムを鳴らしてくれるようにお願いした曲です。

初めは音が出るまで少し時間がかかりましたが、私がお願いした意味を少しづつ理解してくれた様子で、だんだん待つ時間が少なくなってきて、しかもそれぞれの場面でチャイムの鳴らし方に微妙な変化が現れてきたような気がします。
Mさんなりに物語の展開に合わせた音の出し方やタイミングがあることを少しずつ理解してくれているのだとしたら、とても嬉しいです。それこそが楽器を演奏する楽しみでもあり、自分の思いを伝える方法でもあると思います。

さて何曲かバラードの歌を聴いていただいた後は、ブルースの掛け合いを2曲。
私が歌い出したら、お父様が遠慮がちに、でもリズムはバッチリと歌って下さいました。Mさんに自由にチャイムを入れてもらったら、しっかりとナイスタイミングで何度か素早い力強い音が出てきました。同じ楽器を優しく強く、早くゆっくりなど、コントロールできるようになると表現の幅が広がります。

細かくコントロールするのは難しいけれど、力の入れ方や気持ちの入れ方で音が変わって来るということに気がついたら、音楽の楽しみ方も違ってくるかもしれません。Mさん自身も、前回にも増して発見があった様な気がします。

帰り際に声をかけたら、しっかりした目で私の方を見ながら、Mさんからいっぱい声をかけてもらいました。とても嬉しかったです。
次回は、鳴らし方でいろんな音が出ることを具体的に聞き比べても良いかなと思いました。

Saturday 7 Feb. 2026 FK

園芸

担当:矢作

■活動の様子
初めての訪問です。Kさんは緊張気味ながら、好奇心旺盛な視線を感じました。
真冬のスタートなので、室内で完結できるようにしました。
節分にちなんで、豆の勉強をしました。イラストでいろいろな豆について説明すると、集中して見てくれました。実際に空豆のさやをむいて、ビロードのようなさやの表面や、つややかな豆、ふかふかのベッドを触ると、驚くような反応がありました。

乾燥した大豆でもやし作りとブロッコリースプラウトの水耕栽培にチャレンジ。どちらもまず振って音を楽しみ、触って固さを感じてもらいました。
大豆は空き瓶に入れ、スプラウトは紙コップで栽培します。紙コップにマジックで一緒に顔を描きました。Kさんのように眼鏡をかけた顔にして、「かっこいいね」と言うと得意げな笑顔が出ました。
瓶と紙コップを段ボールに入れ、光をさえぎっておきます。紙コップのほうは、発根したら日なたへ移します。1週間から10日ほど、毎日水替えを頑張ってもらうようお願いしました。

続いて、新聞紙エコポットを作り、スナップエンドウをまきました。空き缶に新聞紙を巻き付けること、土をすくって入れること、種を一粒ずつつまんで落とすこと、ペットボトルじょうろで水やりすること、それぞれの作業を通じて、右手左手とも、握ったり掴んだり放したりする意志をしっかり感じることができました。
だんだんとリラックスして緊張がとけていった様子で、よかったです。これから土や水に積極的に触れ、いろいろな植物栽培を楽しんでいただけたらと思います。

Saturday 7 Feb. 2026 OK

園芸

担当:矢作

■活動の様子
ブロッコリーと前回残しておいた大根とカブを収穫しました。小ぶりですが美味しそう。Kさんお一人の力でハサミを使ったり、抜いたりすることができました。ブロッコリーは蕾がたくさんついているので、これからしばらく収穫できそうです。

節分の豆まきにちなんで、お豆についていろいろ勉強しました。イラストで豆の種類や大きさがいろいろあること、豆の断面図、育ち方などを見てもらい、実際にそら豆のさやをむいて、ビロードのような毛が生えているさやの表面や、中のふかふかベッドも触ってみました。

続いて、空き瓶に大豆を入れて、もやし作りに挑戦。もう一つ、ブロッコリースプラウトの種を紙コップで水耕栽培します。紙コップのほうは顔を描いてもらい、手足をつけてみました。マジックペンですてきな笑顔を描いてくれました。
どちらもまずは段ボール箱に入れて、光をさえぎっておきます。スプラウトは発根したら日なたへ移します。1週間から10日くらいで収穫できるので、毎日の水替えを頑張っていただきます。
さらにスナップエンドウの種を新聞紙エコポットにまきました。エコポット作りはすっかり慣れて、手早くなりました。そこに土を入れ、1粒ずつ丁寧にまきました。

残りの時間で、稲わらの残りを刻んだものと、もみ殻を古土に混ぜ、土作りの準備をしました。稲は捨てる部分がほとんどなく、植物と土は循環していることを学びました。

Monday 2 Feb. 2026 SH

音楽

担当:古賀聡子

■活動の様子

本日は、Hさん、ご両親、ヘルパー2名、私の計6名。
新たにヘルパーの方が加わりました。
その方が、以前私のコンサートに来場されたことがあると伺い、親しみやすく嬉しかったです。

全員参加型の活動として、テーブルを囲んで円になり、トーンチャイムを各自2本ずつ持って演奏を行いました。音を順に回したり、順序を入れ替えたりすることで、さまざまな音の響きの印象、バリエーションを楽しみました。

その後、今年の抱負について全員のお話を伺ったところ、Hさんから「海へ行きたい、江ノ島に行きたい」という希望がありました。そこで、トーンチャイムを振って音を重ね、リズムをつけながら「うみへいこう、江ノ島へ」という即興ソングをみんなで作りました。

歌詞には
・にじがでたよ
・とんびがとんでる
・良い風が吹いている
・たこせんを食べよう
・すいぞくかん

などのフレーズが皆さんそれぞれ飛び出してきて、それぞれがメロディにのせて歌いました。
寒い季節のなか、汗ばむほどの楽しい時間となりました。

また、リハビリの成果として体幹が強くなっており、トーンチャイムを持ち振りおろす動作、大小と重さを見ながら観察しました。
楽器を持って続けられる時間が以前よりも長くなっていることが確認できました。

 

Thursday 5 Feb. 2026 HK

担当:奥山敬

【活動の様子】まず、外の様子の報告と本日の予定のメニューの予告をさせていただきました。
 
 最初に、いきものの勉強で本日のテーマは「長生き昆虫」。HKさんが昆虫が好きであることと、12月に取り組んだ「いきものの寿命」の学習を受けての内容を組み立てました。HKさんは時折を目を開けて興味があることを伝えてくれました。
 次に「サピエ図書館」で利用できる、HKさんが好きな「ドラゴンボール」に関する音声デージー図書を紹介させていただきました。HKさんはすでに「サピエ図書館」のIDを取得されているので、うまく活用できるとよいなと考えています。
 続いて2月の音楽情報をお伝えしました。1位の米津玄師のIRIS OUTと3位のKing Gnuの AIZOを特に注意を向けて聞いていらっしゃる様子でした。

Saturday 31 Jan. 2026 SY

目と手の協応/数量

担当:松本

◼️活動の様子

・目と手の協応:ボコボコチェーンからスタート。左右の手を使い交互に使ったり片方の手で手繰り寄せたりしてチェ-ンを引っ張っていました。ボールチェーンを戻すとき、今日は左手でチェーンを送りこみながら右手の親指で押入れていました。ネジ回しの課題で両手で二ついっぺんに回して抜き取ろうとしたのですが、回す向きが左右の手で逆にひねる動作になるので難しく、一個一個に自分で修正して回してとっていました。ネジを戻す時の操作を今日も手伝いなしに一人できました。円柱差し5個は、垂直に立てた状態で左右の手を使い円柱がピッタリと穴に収まるまで行ったりきたりして円柱が飛び出ないように調整していました。枠太の体積パズルでは、最後の三角柱の組み合わせで寝かしてはめる方法が難しいと自分でやりやすいように縦に入れ直して完成させていました。こちらで意図的に横に寝かせたやり方で提示すると試行錯誤しながらピッタリハマる向きを発見してはめることができました。できない時にもイライラせず最後までやり遂げる忍耐力が増してきています。

体積パズルでは、8個のうち4個のパーツを入れたときにあと4個必要と答えていました。1個が4つで一つの面ができそれが二つで立方体になるイメージができつつあります。最初は難しかった大きなパーツの縦方向の向きを合わせながら入れる調節も上手になり、後半はそのパーツを寝かせて入れる方法のみを採用していました。獲得した調節できる力を確かめているようでした。

・数量:円柱差しの穴をパッと見ていくつあるか答えるクイズからスタートしました。以前はパッと見て数えずにと伝えても指でひと穴ずつ数えて答えていたのですが、今日は数えずに答えていました。5までは直線配列でも平面配列でも正解していました。さらに4個穴と5個穴の関係性、真ん中に一個穴が増えて5になるという空間的位置関係についても言葉で伝えていました。

数の棒のパズルの後、11という数に今日は興味を示していたので、位取りの実感できる教材に取り組みたいのかもしれないと考え、数の棒を増やして10のくらいに移動する教材に取り組みました。数が増えるごとに数字のプレートの数も取り替えていき100まで繰り上がりをさせながら時間をかけて数えました。数の棒を一個増やして数字プレートを変えてというルーティンを自分で作り、プレートの置き場所など自分の作業性を工夫して地道に100まで楽しみながら作業を続けました。

100まで数え切った時の達成感に満ちた表情が印象的でした。

Friday 30 Jan. 2026 HK

担当:奥山敬

【活動の様子】まず、外の様子の報告と本日の予定のメニューの予告をさせていただきました。
 首に緊張が入っている様子で、アームで提示したiPadの画面を見るのが難しい様子だったので、「聞いているだけで大丈夫。HKさんのiPadに「うま」のKeynoteを後で入れておくので、後で確認しておいてください」とお知らせしました。
 最初に、いきものの勉強で本日のテーマは「うま」。ポニーの仲間のミニチュアホースの説明をしているときに、訪看の方が「飼っていた」と教えてくれて、HKさんも興味を持たれた様子なので、後日詳しい話しを聞くことになりました。
 続いてスイッチ操作の取り組み。PPSスイッチのピエゾセンサーをHKさんのこめかみに貼り付け、その様子をiPhoneのインカメで確かめてもらってから、PPSスイッチースイッチヘルパーー孫悟飯システム(振動のフィードバックを付与するユニット)−iPadタッチャーの接続をヘルパーさんにも確認してもらって、HKさんが瞬きをするたびにiPadの画面で悟空が「カメハメ波」を撃つ動画が出てくるKeynote教材に取り組みました。深く瞬きをして取り組んでいらっしゃいました。

Saturday 17 Nov. 2026 FK

目と手の協応/文字/スイッチ操作

担当:松本

◾️活動の様子

・目と手の協応:テーブルを取って肘を後ろに引ける状態でボコボコチェーンから取り組みました。

ボコボコチェーンは、直接リングを握ったまま離すことなく最後まで引き抜くことができます。

肘を引く動作をして欲しかったので、お母様にタッパーの方を持ってもらい私と一緒に肘を使って抜く動作を何回か練習しました。なかなか引く動きが出なかったところ、お母様が前傾姿勢気味にリクライグを前に倒して姿勢を整えてくれました。その瞬間肘を引く動きが出ました。角度はだいたい15度ぐらいでした。お母様のこのアシストのおかげでその後自分だけで肘を引きながらチェーンを引き抜くことができました。続いて取り組んだボコボコチェーンミニでは、呼吸を整えてから提示したところ、自分で引き抜ける場面が何回もありました。姿勢と呼吸の大切さを改めて教えられました。

 次に平面埋め込みカバサT字レバーを使って肘を伸ばす動きを練習しました。得意な肘を屈曲させて引っ張る動きを何回か行った後に、介助を受けながら伸ばす動きを練習しました。何回か、引く動きの後に、力が抜けたニュートラルな状態になり、そこから押す動きへの変換ができていました。

 同じ押す動きでスライディングブロックに取り組みました。肘を曲げて強く引き込む動きが多かったために、意図的に思いっきり引き込んでもらった後に反動で伸ばす動きを利用してブロックを前に押し出す練習をしました。中間地点ではまだ引き込む動きが優位でしたが、思いっきり引き込み、その動きが充足されると今度は、反対方向(おす、伸ばす)動きの方が優位になりました。両方の端(引く、押す)を思いっきり体験することで、中間の調度良い、どちらの方向へも行けるニュートラルな状況が徐々に形成されていくと言われますが、まさにそれを実践しました。今後の変化が楽しみです。

・文字学習:文字盤で本日練習する文字を選んで、凸文字なぞり→手のひらに書く→メッセージボードに書くの順で行いました。今日は「さ」行、さらに「さ」を選びました。「作業」の時間のことと聞くとそうだという感じで声と顔をこちらに向けることで合図を出してくれました。最近通所施設でコンスタントに作業ができているようです。

・スイッチ操作:iPadの操作をスライドスイッチで行いました。奥山支援員の1月の音楽情報を手まえに引く動きでスライドを進めました。振動スピーカーを使用しました。その後、「マリオラン」のアプリに初めて取り組みました。初めてだったせいか、音楽情報の米津玄師の方への興味が強かったです。

Saturday 27 Dec. 2025 HT

音楽

担当:石橋

■活動の様子
今回Tさんは病み上がりで体調は今ひとつだったそうなのですが、初めにゆっくりめのクリスマス・バラードを歌ってみました。
反応がおとなしいので「Tさんが一番好きなクリスマス曲はどんな曲ですか?」と聞いてみたら、お母様が「クリスマス曲はみんな好きですけど、最近はこんな曲を聴いてます。」と、Tさんのお気に入りクリスマスソングをiPadで聴かせてくれました。
それは60~70年代のアメリカン・クリスマスソング・メドレーみたいな動画で、ウキウキ感満載のリズムとメロディーでした。

残念ながら、その曲は知らなかったのですが、似たような曲なら知っていたのでリズムを変えて歌ってみました。ご存知「赤鼻のトナカイ」と「サンタが街にやってくる」です。直ぐにお母様もリズムに合わせて鈴を鳴らしたり、電気ピアノでメロディーを弾いたりして盛り上げて下さいました。何度か繰り返し歌ったら、Tさんも少し動き始めました。

調子が出てきたので、一緒に弾けるようにと、お母様が私の横に椅子を置いてTさんを座らせてくださいました。初めは私の右側にいたのですが椅子を降りようとするので、左側に移して下さったら落ち着いて、音をジッと聴いている様でした。

そのうち、ピョロッ、ピロッとピアノを触りだしたものの、何故か突然私の左手の薬指をつかんだまま離さないので、結局左手の薬指をつかまれたまま最後まで弾き続けました。もしかしたらTさんも、一緒に演奏している気持ちになっていたのかも知れません。

それからTさんは、お母さんにサンタ帽をかぶせてもらうと電気ピアノに移動して、今回はクラビノーバの音でセッションしてくれました。オルガンの様に音は伸びないので、濁った音が混ざる感じは少ないものの、ピアノの音と綺麗に混ざる音を探すのは大変だったと思います。でも本当に驚くほどピッタリ合ったイイ音を入れてくれました。もちろん、お互いの目と目を合わせて音を出す事も、今回はバッチリ出来ました。

Tさんのテーマ曲「ハロードリー」では、椅子に座ったまま嬉しい時のフリフリダンスを見せてくれましたが、賑やかなブルースの「Alright,OK.you win!」の時は、ジッと耳を澄まして聴いていた様でした。実はまだよくわかりませんが、Tさんの興味が、明るいだけのクリスマスソングではなく、不協和音だけのジャズでもなく、短調でも長調でもない平らな土台がしっかり見える部分を含んだ曲にある様な気がしたのは、今回初めて気が付いたところでした。

時々とても大人っぽい表情をして何かを考えているみたいなので、その考えている言葉がわかれば良いのにとお母様にお話したら、赤ちゃんの時は、今よりもっと大人っぽい表情をしていたそうで、それは神々しくもあり、自然に頭も下がり、名前も「さん」付けで呼んでいたそうです。大きくなるにつれて、「Tくん」と呼ぶようになったそうでした。

その表情とか在り様がとても崇高に感じて、賢者というか全てを悟っている人のように思えたらしく、とても「ちゃん」付けでは呼べなかったと。
思いがけない話に、深い愛を感じました。