目と手の協応/算数/漢字
担当:松本
休憩を挟みながら2時間近くの長い時間でしたが、次々に課題に取り組んでくれました。5を基準とする数の合成分解の定着が次の可能性につながること教えてくれた貴重なセッションでした。
■活動内容
①目と手の協応
・ボコボコタッパー:両手で互い違いに手繰り寄せを上手に行いました。
・ボコボコタッパーミニ:グリップを強く握ってチェーン側の輪を引いて抜いてくれました。
・ボコボコレバー: 両手で滑らかに縦方向押したり引いたりしてくれました。
・30mmφ円柱差し:パッと見て穴がいくつ問題は全問迷いなく答えてくれました。穴が直線ならびから面ならびに変わった3個穴の面だけ迷っていました。円柱を入れていく過程での残りの穴いくつ問題も全問迷いなく答え、正解してくれました。左手の小指と薬指で円柱の先端を握って入れる方法でほぼ自分だけでコントロールして穴に入れることが多かったです。
・60mmφ円柱筒入れ:筒の高さを見ただけで何個入るか正確に予想できました。上から円柱を掴むようにして握りながらほぼ自分だけでコントロールして穴に入れていました。円柱は厚みがあるので入れる時に縦方向の奥行きを合わせも必要になります。その練習にもなっていました。
②算数
・数の棒パズル:1個棒が余る問題で最後の隙間にどちらの棒が入るか隙間を見ただけで正解の棒を選ぶことができました。ご家庭でも丁寧に学習を積み重ねていただいているおかげです。素晴らしい!
・繰り上がりの足し算:5を基準にすることがかなり定着していました。これは上記数の棒のパズルで量を直感的に捉える体験の積み重ねもあったからだと思います。O君が改めて、直感的に量を捉える支援の重要性を教えてくれました。7+6の場合、7は5と2、6は5と1分けて5+5=10、残り2と1をたすというやり方でよく理解してくれました。学校のプリントなども、下の写真のように7の上下に□を書いて5といくつという一対一対応で答えられるようにしていくと分かりやすいと思いました。4+3で迷う場面がありました。数の棒を使って丁寧に復習して納得できたようです。迷ったらゆっくり戻れば良いと改めて思いました。その方が、深く理解できます。
・掛け算:導入の1あたり量の説明からkeynoteのプレゼンで一緒に進めていきました。猫やオートバイそれぞれに同じ数ずつあるものは?という質問から始めました。猫のシルエットが分かりにくかったようです。バイクの方がわかりやすかったのですが、一番好きなバスや電車の方が良かったかも知れません。ただ、電車も車も横から見るとタイヤは2つに見えてしまうので難しいです。お皿のリンゴの数はすぐに答えていたのでこれが一番わかりやすかったかも知れません。繰り返しプレゼンを見てもらうようにお願いしました。
その後、5の段の九九まで一緒に見て終わりにしました。今後の練習では数や50音の文字盤で一緒に読むようにしたら良いと思いました。
③漢字
・keynoteプレゼンと立体コピーで作った凸文字なぞりを組み合わせて行いました。漢字は日本語ネイティブでない方用の漢字練習帳から抽出しました。書き順を立体コピーに記入した方が良いことに後から気づきました。左手人差し指でなぞりました。少し支えるとなぞりやすそうでした。「繰り返しタッチ無視」機能を使って連続押しによるスライド誤操作を防いで行いました(詳しくはこちら)。今回この設定が非常に役立ちました。
■保護者の声
・書見台用ブック抑えの注文を受けました。
・書見台用ゲージを納品できました。
・掛け算の続きのプレゼン作成が依頼がありました。
・要望があった漢字の立体コピーとプレゼンの作成依頼がありました(自分の名前、山、川、船、宇宙船、海、空など、)。
■次回
2021年1月9日(土)10:00-