操作/コミュニケーション
■活動の様子
・遊具・教材(目的):子どもの様子
・VOCA①チャットBOX+ミニスイッチ(あいさつチャットBOXの操作負担を軽減する方法の検討):モデル提示の後、すぐにスイッチを操作しました。ONはすぐに+でしたが、次のキーへの移行には、一度OFF(スイッチから手を離す)にする必要があり、上肢の調整に努力している様子でした。次第に理解して操作が向上しました。Oneスイッチ操作により、「お父さん」「お母さん」「松本先生」「小山先生」「元気ですか」「これから個別を始めます」出欠席をとり→健康確認→あいさつをしました。
・持ち手リング付きチェーン引き(両手操作を促す):リングに上肢を通す援助をすると、一方を固定して引き抜く動きが出ました。
・ヤクルト型棒抜き→缶(把持→意図的リリース):ヤクルト型立体にリーチし、突起部分に指をかけて抜きました。前回よりも操作性が向上しました。大人が缶を近づけることでリリースも上手にデッキました。
・だ円体棒抜き→一穴形態箱(把持→穴への調整):部分的な援助で立体を把持し、棒から抜く動き+大人の棒操作で抜くことをしました。形態箱の1穴への意識は明確で、調整していました。立体の角度に大人がやや位置を合わせることで入れられました。
・溝板+金属円盤(方向性のある操作):虹形は方向性の理解はありましたが、操作に苦労していました。後方からの定位への援助により動きが出ていました。終点への見通しがありました。直線は2~3回の試行で動かしました。最後は指先で終点に入れました。
・ipad教材の試行(ひらがな「さ」「と」描画、書字経験):手指での操作意欲がありトライしました。介助付きで実施しました。指の腹部分でのタッチ操作が難しく、爪の部分が当たるために作動しないことが多かったです。
・ブギーボード(「さ」「と」「な」):前回の活動を覚えており、期待感が伝わってきました。人差し指を出すことはでき、介助付きにて実施しました。「な」は、難しいことと、疲れに配慮しようとするも、本児からのリクエストにより書いて終了しました。