Saturday 30 Sept 2023 FK

目と手の協応/ひらがな/漢字

担当:松本

■活動の様子

・目と手の協応:ステップバステップを一緒に押して初めの挨拶をしました。ボコボコチェーンは左手から始めました。こちらで、引っ張ったり、揺らしたりして誘うと、自分の動き最後のひと引きをして、チェーンを抜ききっていました。

 大きな発作があり、その後覚醒が落ちたのですが、ボコボコチェーンミニに教材を変えて、両手に設置し一緒に介助しながら引っ張ることを繰り返し行い働きかけました。途中1回ですが自分で引き抜く事がありました。次に玉落としを左手に設置、なかなかいつもの手首を動かして落とす動きがなかったのですが、介助しながら一緒に玉を落としました。覚醒が徐々に上がってきたので、人差し指の指先を鉄球の上に置き待つと、押し入れる動きが何回か見られました。入れた後も穴に指を入れて入った玉を確認するような動きもありました。自分で入れた時も、手伝ってもらって入れた時も、表情で、ああ今入ったんだと実感していることを伝えてくれました。最後のスライディングブロックでは、完全に目が覚めて左手で引く動き、右に滑らす動きは、すぐに自分だけでできていました。左は難しかったので一緒にやりましたが、最難関の上に押す動きは、設置してしばらく待つと手が動き出し、それでもなかなか穴までブロックを滑らす事ができなかったのですが、繰り返し少しずつ動かし入れる事ができました。次回は、距離の短いスライディングブロックを用意して取り組みたいです。

・ひらがな:今日は、木枠の文字盤でどの行を練習するか聞いていくと、「た行」で指に力がはえりました。お母様が「泊まる」と伝えたいの?というと表情と頭を動かしてそうだと伝えてくれました。近日中に初めてのレスパイト外泊をするとのことでした。外泊の話になると緊張と期待で何かソワソワしている様子が見られました。

 今日は、アームにつけた書見台で「凸文字をなぞる」→「支援人の手のひらに書く指で書く」→「ブギーボードに書く」の順番で行いました。ブギーボードは、お母様が福祉機器展で見つけた鉛筆につける持ち手をつけて行いました。握りやすそうでした。所々自分お動きを伝えてくれて、覚醒も良かったです。

・漢字:外国人用の教材を参考に漢字学習に取り組みました。とても興味があるようで提示した凸文字をじっと見ていました。凸文字なぞりの後に、まとめプリントもiPadに取り込んでペンシルを一緒に持ちながら行いました。漢数字1から3は線の数と数字が一致しているのに、4から上が全く別の形なのに興味を持ったようでした4を紹介するとハッとした驚いたような表情をしていました。

 最後は、スライドスイッチとステップバイステップを繋いで待つと左手をスライドさせ終わりの挨拶ができました。