Saturday 20 Nov 2021(MM)

音楽

担当:石橋

■活動の様子

久々に伺ったら、細長いリアルな魚の形をした打楽器(これぞ木魚?)を用意して下さっていました。前にお持ちした蛙の形をしたウッドブロックに似ているからと見つけて下さったらしく、背びれのギザギザ部分をスティックでこすると、蛙の鳴き声みたいなゲロゲロッという音が出ます。片手で持てるように尻尾の下にスティックが繋がっていて、お腹を叩くとカンカンと硬くて高い音が出ます。

ちょうど蛙の打楽器も持っていたので、さっそくご両親に其々蛙と魚の打楽器をお持ちいただき、交代でカエルの鳴き声を鳴らして頂きました。M君は、本物の蛙の声を聴いたことがないとの事でしたが、「こんな声で鳴くんだよ」と言いながら、私もウッドブロックで参加して、早速ピアノ無しの打楽器だけで「カエルの歌」をご両親と輪唱しました。声が重なって大きくなっていく所と、声が少なくなって消えていく所を、みつき君も感じ取っている様子で、面白そうにじっと聴いていました。

いきなり蛙の歌の後、
季節の歌として、「小さい秋」「もみじ」「旅愁」などもお聴き頂きました。

前回、試しにアイパッドを使ってエレキギターの音を出してみた時、興味を示したようだったので、今回は全面的に使ってみる事にしました。

ガレージバンドのアプリでロックギターにセットして、E7のコードの上にスイッチをセット。

M君が、棒スイッチを手でハジくと、それに連動して画面上のスイッチが反応して「ジャ~ン」と音が出る仕組みです。

何度か練習して上手に棒スイッチに手を当てられるようになった所で、M君の「ジャ~ン」を合図に、皆が足を2回鳴らしてすぐ続いて手を1回鳴らす、例のリズムを繰り返します。クイーンの「We will rock you」です。

歌い終わって、「こんな歌はどうかな?ちょっと合わないかな?」と聞いてみたら、M君が両手を開きながら両肘を持ち上げてきました。

お母さんによると、もっとやりたそうとのこと。

そこでM君に、好きな所で何度でも音を出して貰える様に、E7のコードだけで出来る曲「Shaky ground」を歌ってみました。ご両親は打楽器で参加。

M君は、まだ続けて音を出すのは難しいけれど、ギターの音には慣れてきた様なので、 今度はコードをAにセットして「Stand by me」を。
ご両親も一緒に歌って下さいました。

さて今回はお父さんのスチールドラムとウィンドウチャイムはありませんが、忘れてはいけないM君のテーマソング「ドレミの歌」を、
M君が初めてギターで挑戦。コードはCにセット。

M君の音から始まるというルールは変わらずに、まずM君のギターを聞いてからピアノでドシラソファミレと弾いていったら、とたんに顔がパッと変わりました。いつものようにワンコーラス終わるたびに止まって、M君の音を待つのですが、久しぶりなのに、しかも楽器も違うのに、ちゃんと覚えていたようで、ニコニコ活き活きと本当に楽しそうにギターを鳴らしてくれました。

それに、前よりM君の音を待つ時間が短くなってきたような気がします。嬉しい事でした。この曲で腕を動かす力やタイミングが掴めてきたら、他にも可能性が広がりそうな気がしています。

「パプリカ」も良く聴いていたらしく、途中で「あ~」と声を出して一緒に歌っている様でした。

「はらぺこあおむし」は、大好きな歌だそうで、お風呂の時間にヘルパーさんが歌ってくれるとのこと。
長い歌ですが、歌っている間中、楽しそうでした。

ちょうどそのお風呂の時間になったので片付けようとしたら、なんとヘルパーさんがいらして、一緒に「はらぺこあおむし」を歌いました。
M君は、ヘルパーさんに頭をなでてもらいながら、ニコニコ嬉しそうでした。

M君の好きな曲もだんだん分かってきて良かったです。
ご両親も揃い、久しぶりにM君ファミリーの音楽会が出来ました。