Sunday 4 July 2021(FKK)

目と手の協応/数量・算数/文字

担当:松本

今回も、アクションカメラとモニター用のiPadを設置して手元を見えるようにして行いました。手がよく動き、次々に課題に取り組みました。

<活動の様子>
■目と手の協応
・ボコボコタッパーミニ:右手にチェーンの先をゴムバンドで固定すると今までにない力強い動きで、チェーンを最後まで抜ききっていました。


・スライディングブロック(直線中央穴):下に引く動きがよく出ていて自分でブロックを何回も穴にはめていました。肘角度を90度から120度にするように支えると上に押す動きも引き出せました。左右の動きでは、右に開くような動きが出やすかったですが、「さっきと反対の動きね」と声掛けすると右に行こうとしていた手が左へ動く場面がありました。意識的にコントロールしているのがよく伝わってきました。

・凸文字(立体コピーなぞり):本日、立体コピーをお渡ししました。右手を支えながら一緒になぞっていくと、ところどころ自分で動かすことが確認できました。手のひらに書いてもらう時にも上下左右、本人の指の動きを確認できました。右でなくて反対の左ねと伝えると一瞬指の力が抜けて逆方向に指が動き出すことがありました。
 あ行をなぞり終わった後に一文字手のひらに書いてみてと伝えると「え」を書いてくれたようでした。嵐の大野くんが絵が上手いから?それとも美術担当の三輪先生と大野くんの絵を描いたから?と聞くと笑顔になったので、伝えたかったことが無事伝わりホッとした様子でした。

■数量・算数
・円柱差し(直径50mm):円柱を手のひらにのせて1個、2個、3個の量を重さを感じてもらいました。その後それぞれの個数が入る円筒に一緒に入れて量を高さで感じてもらいました。
・鉄球落とし:今度は量を長さにして感じてもらいました。穴が1個の面、2個の面、3個の面を触ってもらい個数が多くなると面の長さも長くなることを一緒に確認しました。鉄球は自分で力を入れて落とせることが多かったです。今獲得している動きで取り組める課題なので本人も達成感を感じ満足そうでした。

■物語
・世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ:スライドでウクライナについて説明して国の様子を紹介した短い動画を見てもらいました。本のさわりだけ読んで時間となり終了しました。
ステップバイステップに繋いだ親指のスイッチを自分で何回か押してページめくりの合図を伝えてくれました。スライドめくりの合図をしてくれました。