目と手の協応/算数/文字
担当:松本
覚醒はよく、痰も少なく最初から最後まで集中して取り組んでくれました。
学習が終わるとすぐに目を閉じ休んでいました。お母さまから、終わってすぐ寝ることはないので集中して頭を使っていたことがよくわかったとコメントをいただきました。
■目と手の協応
iPadが画面にアクションカメラで撮った手元の映像を映すとずっと画面に注目して課題に取り組んでくれました。
・ボコボコタッパー:手首をひねり最後のひと抜きをしてくれました。
・ボコボコチェーンミニ:準備している段階からよく手が動き何回か引き抜いてくれました。
■算数
・円柱差し6cm直径:最初に筒に一緒に入れ1個の高さ、2個の高さ、3個の高さを確認した後に一列の円柱差しに円柱を移していき
ました。高さという量と数を対応させていきました。時折声を出して納得している様子でした。
・円柱差し3cm直径:パッと見いくつ穴があるか?円柱を指していきながら残りいくつあるか?の質問をしながら進めていきました。
1個?2個?3個?と聞いていき、まばたきや声などの合図を読み取っていきました。正解と違うところは手で一緒に穴を触りながら数
えていきました。円柱差しは、穴に円柱をセットした状態で握ってもらい、手を離すことで円柱が穴に入るように支援しました。カチ
ッと入れている実感があるようで入ったことを何回か声で知らせてくれました
・数の棒:2の枠や3の枠を使って1+1、2+1など足し算をiPadのスライドと数の棒で実感しながら学んでいきました。手も動かして棒をはめる場面もありました。説明も真剣に聞いている様子でした。数の棒の学習と円柱差しの学習をつなぐ補完教材の必要性をお母さまと話しました。数字の文字なぞりや、円柱差しとの関連、あれも2、これも2というような数量量概念の定着をはかるような学習スライドも作成することをお約束しました。
■文字
・いつものように、どの行を練習するか選択版でたずねていくと、「さ行」で瞬きで合図を送ってくれたので「さ」から順番に立体コピーで作った凸文字をなぞっていきました。時々伝わる指の動きもよかったです。本日練習した中で一文字私の掌に書いてもらいました、「せ」か「さ」だと思ったのでどちらから凸文字を提示しながら聞くとどうも「せ」らしかったですがなぜ「せ」を伝えたかったかまでは残念ながら今回は読み取れませんでした。