Tuesday 5 Sept 2023 FKK

音楽

担当:三輪

■活動の様子
 2ヶ月ぶりの活動、今日は目をぱっちりと開けているKさんに会えました。
最初に風船パペットをつくりました。風船の色を選んでもらい、手動ポンプで一緒にふくらませます。今回は珍しく赤を選びました。いつもは推しの大野くんカラーの青を選ぶことが多かったので、「今日は赤なんだ〜」と声をかけると、表情と舌と顔全体を動かし「ウフフ」といい感じを伝えてくれました。左手でしっかり押さえてポンプの感触を感じて、風船を棒につけて振ったりリズムをとったりして遊びました。

 折った色画用紙の手足にカラーのボンボンをつけて(これも今回は赤系を選んでくれました)風船につけます。用意してきた画用紙の顔をつけるのはやめてマジックで一緒に顔を描きました。Kさんの目に似た感じになったのでわたしが眉毛を描きました。ふわふわと手足が動く感じと風船のポンと当たる感触を感じながらしばし二人で眺めました。

 次はいつもの大野くん塗り絵、左手と右手と交代しながらクレヨンを握って色を塗りました。きちんとクレヨンをキープして握ってくれるので安定した筆致で描けるようになってきた気がします。ひと色塗り終えたら、写真と並べて確認、次の色にの繰り返しで、しっかりとした塗り絵が完成しました。

Wednesday 16 August 2023 OK

音楽

担当:石橋

■活動の様子
 少し夏痩せをしたようなK君でしたが、今日は、いきなり海の歌を歌って欲しいとのリクエストがあり、文部省唱歌の「うみ」(うみは広いな大きいな)と「海」(松原とおく、きゆるところ)を歌ってみたのですが、K君がイメージしていた海の歌とは違ったようでした。他の海の歌をお母様が探している間に、夏の歌でも良ければと、「サマータイム」を歌ってみました。お母様の好みのようでしたが、K君の反応は一瞬ニヤッとしたものの、やはり違うようでした。

 実は、今回初めて「レインスティック」という楽器をお持ちしたので、K君の聴きたい海の歌を探している間に、その楽器の説明をしました。諸説あるものの、発祥はアフリカと言われていて、偶然見つけた古い乾燥したサボテンを振ってみると雨の様な音がするので、中を見てみるとサボテンの針や小石が入っていたとのこと。その後、世界各地に広がり、インドネシアではサボテンの代わりに竹が使われ、ペルーなどの南米では今でも雨乞いの儀式に使われているそうです。
 南米に興味があるK君は、「へえ~。」という反応でした。お持ちしたのは、おそらくインドネシア製で、竹筒の内側を螺旋状に針のような竹が刺さっていて、その中をサボテンの刺や小石がシャラシャラとぶつかりながら落ちていくのですが、その音は本当に雨の音に聴こえます。勢いよく角度を変えると大きな音がしてドシャ降りの音ですが、ゆっくり角度を変えていくと優しい雨の音がします。
 学校にも、透明のプラスティック製の「レインスティック」があったそうで、この楽器のことは知っていたようでした。波の音がする大きなタンバリン状の「オーシャンドラム」も学校にはあったそうですが、聴きようによればレインスティックも波の音の様にも聴こえるよね、と言うと同意してくれました。

 お母様が「こんなのは?」と、プレスリーの「ブルーハワイ」の入ったCDを見せて下さったので、「ブルーハワイ」のメロディをピアノで弾きながら口ずさんでみました。k君が作ったお話「赤いカプセル」の中では、未来のK君がハワイで結婚式を挙げたくらいなので、ハワイアンのメロディは少しK君のリクエストに近づいたようでした。

 すると、やはりディズニーのリトルマーメイドの「アンダー・ザ・シー」が良いとのこと。ただ聴いたことはあるけど、恥ずかしながら、どんな曲だったか思い出せないでいたら、お母様がスマホで動画を出してくれました。その場でコピーするには難しいけど、全体の音と雰囲気が良かったので、そのまま、シェーカーを振りながらyoutube と一緒にコラボすることにしました。K君もシェーカーを鳴らしてくれて、ヘルパーさんはレインスティックをシェーカーのように鳴らしてくれました。私はシェーカーを振りながら、サビの所だけ一緒に歌いました。やっと、K君の思う海の歌が見つかって、Kくんも楽しそうでした。その場でリクエストに応えられなくて申し訳なかったけれど、動画とコラボするのも悪くないかなと思いました。

 今度は、ディズニー繋がりで「A Whole new world」を和やかに聴いていただき、前にK君とお母様が好きだったという「フニクリフニクラ」と「線路は続くよ何処までも」を歌いました。

 そしてお約束の「小さな世界~ジングルベル」に。
ただ今回、反応は何故か今一つで、ジッと遠くを見るように聴いていました。お母様が用事で席を外した時に、もう一度、ゆっくりとゆったり目に「小さな世界~ジングルベル」を歌ってみたら、少し笑ってシェイカーを振ってくれました。
 次に、先月一緒に作った替え歌「ハチ公バス」を4コース歌ってみました。「この替え歌は、よく頑張ったよね。」と、お母様。K君も、気に入った様子でした。
もうひとつ替え歌といえば、K君に教えてもらった鉄道唱歌の替え歌で「山手線」も。ゆっくりめに何周かしたあと、少し早めに1周、そしてもっとスピードアップして1周歌ってみました。やはり「東京」「渋谷」に比べて「高輪ゲートウェイ」の駅名が長いので、高速では難所なのですが、その様子を見てKくんはニヤニヤ。
 最後は、かなり早めに山手線2周して、なんとか脱線することもなく無事到着。終了となりました。

 

Sunday 2 Sept 2023 KS

目と手の協応/文字/支援機器メンテナンス

担当:松本

■活動の様子

 本日は、覚醒が低い状態でしたが、様々な提案をしてみました。

最初に、見るシステムと視線入力のメンテナンスを行いました。

見るシステムのアクションカメラがiPhoneに認識されない問題があったのですが、

一旦iPhone側のカメラのWifi設定を消去し新たに設定し直すことで解決しました。

視線入力は、パソコンのアップデート関係のメッセージに回答することで解決し、覚醒が上がった少しの間ですが

取り組むことができました。

 目と手の協応は、アクションカメラで手元をうつし、視線入力で使っているモニターに映しながら行いました。

手を動かすことが難しかったので、ボコボコチェーン、スライディングブロックの順番で一緒におこないました。

 その後、お母様自作の凸文字を使い、指で一緒に自分の名前をなぞりました。

 最後に、奥山支援員から頂いた9月の音楽情報を一緒に見ました。動画スタートの合図はPPSスイッチで口角の動きを読み取り、ステップバイステップで合図を出せるようにしました。微細な動きでしたが、合図を出してくれ一緒に動画を見ました。

 最後に、サピエ図書館(音声図書、マルチメディア図書の配布を行なっているサイト)のご紹介をお母さんとご本人にして登録申請も一緒にして終わりました。