目と手の協応/文字/iPad操作
担当:松本
■活動の様子
覚醒が最初は低かったですが、ヘルパーさんの働きかけもあって、徐々に目覚めてきました。
・目と手の協応:寝たままの姿勢で、左手にボコボコチェーンミニをセットして何回か一緒に引いた後に、少し目が開いてきたのでアクションカメラで手元を映し、iPadでモニターできるように設置しました。左手の動きが良さそうだったのでボコボコチェーンリングのリングを右手、チェーンを引っ張る方を左手にセットすると、肘を曲げたり、肘をひいたりする動きでチェーンを自分で抜いていました。寝た姿勢でも、肘を引く動きが出て素晴らしかったです。
そのまま、スライディングブロックに移行しました。文字をなぞる右手で上下左右のスライドを一緒に行いました。所々自分の動きも出ていました。
・文字:自分の名前の凸文字をなぞった後、前回と同じくブギーボードに書きました。今日は覚醒が低く、自分の動きが確認できなかったですが、根気よく今後も続けていきます。
・iPad操作:前回お約束していた嵐のハピネスの歌詞を覚えるためのワンフレーズごとに区切ったスライドをスライドスイッチで進めました。インターフェースは、できiPad2を使用しました。有線の改造マウスをUSB接続する方法も便利ですが、寝た姿勢で反対側で支援する場合にワイヤレスは助かります。画面をよく見て、所々自分でスライドさせていました。自分で難しい場合は、次聴く?と質問し、表情で合図してくれるのを読み取り一緒にスライドさせました。覚醒も上がってきて、画面を注視していました。音は、振動スピーカーに有線のヘッドフォン端子接続でベットのマット上に置きボディーソニック効果を感じてもらいました。よく知っている曲なので、次々にスライドを進めたい様子でしたが、時々もう一度も選んでいました。
「頭の中に、歌詞がはっきりメロディーとともに流れるようになるね」と伝えながらスライドを進めました。
このスライドには、奥山学習支援員から教わった、「もう一度聞く」ボタンに前のスライドに戻るリンクをつけてあります。今回は、次行く?もう一度聞く?のように質問しながら行いましたが、iPadのレシピで、「もう一度聞く」ボタンのところにタッチするものを作って、逆スライドさせるともう一度聞けるように次回はしたいと思います。
最後に、スライドスイッチでステップバイステップを操作して終わりの挨拶をしました。