音楽
担当:石橋
■活動の様子
少し痩せた感じがするものの、アゴ髭がチョロッと伸びて男っぽくなったK君。
この日は、西武線の替え歌を作りたいとのことでした。
その前に、まずは今まで作った替え歌を新しいヘルパーさんに聴いていただこうとなりました。思えば12作もあり、お母様と「よく作ったよね~」「すごいですよね~」と、しばし感慨に耽ることに。
全体を確認して良かったのは、わざわざ歌詞にも渋谷ハチ公バスが「4ルートあるけど どうして3色?」と入れたのに、その訳を私は勘違いして覚えていたのが分かったこと。つまり、バス会社が3社参入しているから3色、その中の1社がオレンジ色のバスを2コース走らせていました。
勘違いが発見できて良かったと思いましたが、さて久しぶりに歌ってみると、やはりなかなか難しい。早口言葉のトラップに用心しながら何度か練習して、やっと完奏。K君もちょっとニヤニヤしながら聴いていたようでした。
さて、早速今日のお題、西武線の中でもキッズデザイン賞を取った車両「拝島ライナー」の替え歌に挑戦。まず一緒に、K君が選んだ理由が分かる言葉を探しました。「先頭車の顔がカッコいいブルー」「座席指定車」「JR線にも乗り換えられる」などの他に、各駅の名前も入れていくと、だんだん形ができてきました。ただ、決まったメロデイーに入れるのがなかなか大変で、だんだん時間も迫って来て、何度も歌って言葉を直したりしながら、ついに完成。
「やった~!」と思ったら、お母様から急にストップの声がかかりました。
K君の心拍数や呼吸を測っていた機械を見て、クールダウンの必要を感じて声をかけて下さったのでした。お母様のリードで、ゆっくり皆で深呼吸をしながら「は~~~~」と吐き、次に「い~~~~」、そして「じ~~~~」と吐いていきました。一瞬変わった深呼吸だなと思ったら、最後に「ま~」ときて、「拝島」となり、「なるほど!」と気が付いた次第です。
K君は、最初からわかっていた様で一緒に小さく声を出していました。サスガです。何度か繰り返して、やっと少し落ち着いてきた様で、皆で安心しました。
最後に、ゆっくりめにK君の大好きな「ジングルベル~小さな世界」を1回だけ歌って終わりにしました。
K君が楽しんでくれたのは嬉しかった半面、お母様の気転を利かした対応に助けられました。これからは、少し余裕をもって見ていければ良いなと思います。