Saturday 26 May 2018

「目と手の協応/文字/視線入力」 担当:松本健太郎

学校を卒業してから初めての再会でしたが、体調も落ち着いていて、集中して取り組めました。在学中に苦しんでいた股関節の痛みもほとんどなくなり以前は難しかった車いす座位で学習することができました。手もよく動いて、教材を学校時代と同様に操作していました。視線入力も前回取り組んだ時から時間が空いていましたが、視線をすぐにとらえることができました。文字の学習時の手の動きも、明らかにご本人が行っているところを何回も、保護者の方と確認できました。この時間帯は、覚醒が良く学習には最適であることも分かりました。本人の負担なく、ご家庭で学習できることのメリットは大きいと感じました。進路先でのご様子もお母様から詳しく聞くことができました。生活介護で通所していますが、職員さんがMさんも仕事ができるように道具を工夫してくださっています。医療的ケアのあるMさんにとって新施設で生活介護事業の経験がないという受け入れ態勢で不安もありましたが、看護師さんも一人必ず付き添ってくれるなど、施設側が柔軟に対応してくださっている様子がよくわかり安心しました。実力を最大限に発揮出来る環境整備について教員が把握し、それを確実に進路先でも行ってもらうことの重要性を再確認しました。

(学びサポート Mくん)