Tuesday 11 February 2020(OC)

目と手の協応
担当:松本 

◯学びの様子ダイジェスト

・覚醒はとても良かったです。前回からかなり間が空いてしまっていたこともあり、最初は左手が外側に広がり、身体の中心になかなか戻ってきませんでした。

外側に広がった手をなんとか中心に誘おうとビー玉、中型円柱、大型円柱を渡したのですが、全て外側に投げてしまいました。そこで、方針を変えて、円柱を棒から抜きとる教具を提示すると抜いて外側に捨てるという流れを作ることができました。入れる先にタッパーを置いて終点もわかるようにしてしばらく続けました。

・途中から、アルミ円柱入れの入れ物である円筒を円柱抜きの棒に刺して提示すると新しいものだったので、抜いてからいつものように確かめるように頭でくるくる回して確認しくれました。そこで手がテーブルに降りてきた瞬間を狙い、アルミ円柱を渡すと、筒の中にアルミ円柱を入れてくれました。

・手が中心に戻ってきたので、今度は立方体の枠入れを試すと、立方体を頭でくるくる回した後に、枠に試行錯誤しながら入れてくれました。

・その後は、ビー玉を渡すと穴に入れてくれて、中型円柱も入れてくれ、ここのあたりからやっと普段の手の使い方に戻ってきました。石蹴り入れも何回かやってくれました。

・最後に、今日やったことを全部復習して終わりました。終了後はたくさん頭を使ったようでウトウトしながら休んでいました。

(学びサポート Oさん)

Saturday 1 Febrary 2020(OK)

目と手の協応/数量/算数
担当:松本 

◯学びの様子ダイジェスト

いつものように、目と手の協応の課題の後に、算数の足し算問題を数の棒で復習しました。

最初に5+1、5+2・・・・5+5の計算を数の棒で確認しながら、文字盤で答えてもらい5を基準とした数の構成を思い出してもらいました。
次に4+3を例にとり、4に3からいくつあげたら5になる?上げた残りはいくつ? 5+2はいくつ?という風に5を作って答えを導く方法を最初に数の棒だけで一緒に行い、次にiPadの画面に映される数式を見ながら数の棒で確認しました(写真)。
1問1答形式の問いかけに文字盤を使い正確に答えてくれました。
以前は、まず3を1個づつのブロック3個に置き換えて説明していたのですが、3という塊のまま1あげたら何個残ると伝える方が理解が進んだように思います。
量で数を捉える上で、2個分の量を感じるためにはバラバラのブロック2つでなく、2個分の量が繋がっている2の棒の方が分かりやすいということを改めて教えてもらいました。

(学びサポートOさん)

Sunday 2 Febrary 2020(SY)

目と手の協応/数量/書字
担当:松本 

◯学びの様子ダイジェスト 

・固有覚フィードバック(ボコボコと振動が伝わる)教具によるウォーミングアップをした後に、メダルはめの課題に取り組みました。
最初は3個直線に並んだはめ板を見せたら、指で数えてから3と答えいたのですが、様々な数のメダルはめに取り組む中、途中で見ただけで3個と答えられる場面がありました。
他の生徒さんで、最初は指で数えて穴の数を答えていた方がいました。その時は、文字も、1文字1文字拾い読み、つまり「ば・な・な」のように切り離して読んでいました。ところがメダルをはめる課題を週1回3ヶ月ほど行っていたら穴の数を数えることなく、パッと見て穴の数が言えるようになっていました。そして、文字も単語ごとにまとめて読めるようになりました。
手を使いながらその方にとって分かりやすい教材で空間のイメージを作る取り組みの大切さを教えてくれたエピソードです。
今後もメダルはめは丁寧に取り組んでいきたいです。
・円盤を円筒の中に縦に積んでいく教材にも取り組みました。量を把握する上で高さは分かりやすいようで、筒を見てすぐに2個分の高さ、3個分の高さと答えてくれました。
・その後、平面のパズル、立体パズルの課題を行いました。提示する課題のどれも集中して取り組んでいました。

Sunday19 January 2020(MH)

「目と手の協応/コミュニケーション」 

 入室時に、お父様に抱かれて泣くところから始まりました。担当者と目が合ったり、ご本人の話しを保護者の方とするタイミングで泣き始めることが多かったです。原因は、大好きな代表理事が不在だったためか、非日常的な場所・人によるものか、体調不良による通院時の不安からか・・・・。

好みの歌やスマホからの音楽、お父様による頬への刺激で泣きやみ、切り替えは良好でした。

 お父様が段ボール座椅子の脇カットしてくれて、上肢の動きの制限が減少して手が動かしやすそうでした。大好きなチェーンを引き抜く教材では、遊びを理解し、予測して、手の甲に輪を通すのを待ちきれないように引いていました。終点(チェーンが抜ける)までの活動が途切れないこと、左右共に視線が手元に維持されることは大きな変化でした。

Monday 13 January 2020(OK)

目と手の協応/数量概念/算数/立体構成/言葉
担当:谷田部

◯学びの様子ダイジェスト 

・目と手の協同/平面構成

今回は、とても穏やかな表情で、歓迎してくれました。二階と思っていましたが、一階のダイニングキッチンのテーブルで勉強しました。

松本さんから、新しくお借りした平面構成の教材から始めました。文字の学習の前に、3次元の世界を2次元の紙の上でも理解するための手立てです。

横にスライドする型はめ教材を、スムーズに取り組んでくれました。上下を学ぶ教材もできました。そのあとでブルブルチェンバー、差し込み棒、ソフトワイヤーを一回ずつやりました。

・数量概念/算数

円盤型はめと、円柱差しでは、今日のお土産のコーヒー牛乳6個の数の勉強をしました。

立体構成では、カステラを型に入れて焼く設定で、2個、4個、6個に分解した物を型に入れました。

・言葉

友達に平仮名を教える設定で、公文の平仮名カードを7枚程度、なぞりながら勉強しました。驚いたことは、カードを出すと何も言わないのに指でなぞり書きを始めたことでした。書き順が少し間違っていたので、少し直しました。

果物の型はめパズルを用意して、果物の名前を確認しました。

(学びサポート Oくん)

Thursday 16 January 2020(OC)

「美術」 担当:真鍋麻里

◯学びの様子ダイジェスト

・はめこみ

今日は、ずっとご機嫌で嬉しかったです。

ダンボール箱に大小の穴をあけて、ファーや、ボンボンの玉を出し入れする物を作っていきました。

なかなか難しいですが・・・・

試行錯誤は続きます。

(学びサポート Oさん)

Sunday 12 January 2020(MM)

視線入力/目と手の協応

担当:松本健太郎

○視線入力

・風船割りゲームを試したところ、中心から左側が見易そうだったので、そこにパワポで作った文字を2つ置いた画面を提示し、凸文字でなぞった字を視線で選んでもらう取り組みをしました。途中、視線の位置に合うようにパワポで文字位置を合わせながら行いました。なぞった文字の方を見てくれる場面がありました(写真)。

○目と手の協応

・ボコボコチェーンはじっくり時間をかけて、自分一人で抜ききることができました。最初に右手を動かし、それでもチェーンが抜けきれなかったら左手も開いて抜いていました。じっくり取り組めて本人も満足そうでした。

・新作ボコボコ筒は、右手で握ってもらい動かしやすい方向に設定したら、下まで引っ張りコツッという音を出して最後まで引き切っていました。これからも取り組めそう。

・新作の大きめ5cmアルミ円柱を穴にはめる課題は、握った感じの大きさが分かり易かたようで、取り組んでいると覚醒が上がってきました。高さ比べもわかりやすかったようで今後も取り組むことにします。量を直感的に感じるためには、まず重さ、次に高低がわかりやすいことを改めてM君から教えてもらいました。

 

(学びサポート MMさん)

Sunday 12 January 2020(FK)

「視線入力/目と手の協応/文字学習」
担当:松本健太郎

○目と手の協応

・ボコボコチェーンはじっくり待つと、自分で両手を広げてチェーン引き抜くことができました(写真)。両手を広げて抜いたのは初めてでした。すばらしかったです。

○文字

・あ行の文字を手を添えてなぞりをしました。指先の緊張が少なく滑らかになぞることができました。

・書見台を低い位置で固定するつっかい棒を設置しました。これにより次回から、文字盤をちょうど良い角度で操作できます。

○その他

・右手にサポーターをはめていたがそのまま、文字なぞりも目と手の協応教材もできました。

・視線入力ゲームが、ご本人の好奇心を満たすような内容でないため注目しない様子でした。次回は、ビデオを流してどこを注目しているか分析できる視線入力ソフトを試したいです。

(学びサポート FKさん)

Sunday 29 December 2019

目と手の協応/数量概念/算数/立体構成/言葉
担当:谷田部

○学びの様子ダイジェスト 

・目と手の協応
 とても良い表情で迎えてくれました。指のストレッチを軽くやりました。細かな指の操作が、まだぎこちない所があるので、本人が嫌がらなければウォーミングアップのメニューに入れようと思います。
ブルブルチェンバー、差し込み棒、ソフトワイヤーの両手曲げをしました。ウォーミングアップも、以前程時間をかけずに、軽く一回ずつで本題に入れました。
・数量概念/算数
立体構成では、カステラを型に入れて焼く設定で、2個、4個、6個に分解した物を型に入れました。
・言葉
谷田部にメールを打つ練習と言う設定にしました。「谷田部先生コーヒー牛乳6個買って来てね」を、短縮した平仮名を選ぶ勉強をしました。選ぶ平仮名は「や、た、へ、こ、ひ」と数字の6です。公文の平仮名カードと、お母様の手作り数字カードの6を選ぶ勉強です。意欲的に取り組んでくれました。
・読書
絵本を2冊読みました。

学びサポートを重ねて来て、今回は、一番良く勉強できました。手指の教材をやり尽くして、絵本読みまでできた程です。

(学びサポート OKくん)

Sunday 15 December 2019

目と手の協応/数量概念/算数/立体構成/言葉
担当:谷田部

○学びの様子ダイジェスト 

・目と手の協応
今回は最初から、表情が硬く、勉強から気持ちが離れている状態でのスタートでした。席から離れないように、早めに教材を出し入れしました。ブルブルチェンバー、差し込み棒、ソフトワイヤーの両手曲げ伸ばしを1回ずつと、手回しシュレッターをやったあたりから、やっと表情が柔らかくなりました。
・数量概念/算数
円盤型はめも、飽きないように早めに教材を入れ替えました。1個、2個、3個、5個をハンバーグを焼く設定でやりました。円盤はめと同じ手順で、円柱刺しもやりましたが、数を意識するまでには、至りませんでした。
立体構成では、パンを型に入れて焼く設定で、2個、4個に分解した物を型に入れました。上手に入れていました。
・言葉大判の平仮名なぞりボードを出したところ、最初はやらないと拒否されましたが、最後には公文の平仮名カードを目の前に出すと、け、ん、とを指なぞりしてくれたのでそこで今日の学びサポートは終わりにしました。
・勉強後のお茶タイムは、今回もとても楽しく過ごせました。


(学びサポート OKくん)