県立医療大学付属病院 2月の活動

アーティスト三輪ゆうこさんに茨城までお越しいただきました!

三輪さんは土浦市にアトリエが出来たばかりだそうで、今後もお世話になる機会が増えそうで嬉しいです!この日のお弁当は、春先らしいお稲荷さんです。

今回は、バレンタインが近いとのことだったので、紙粘土でハートを作りました。

〜〜〜〜美輪さんの感想から〜〜〜〜〜

はじめは粘土の感触におっかなびっくりするが、やわらかさやのばす感触がわかると少しずつ興味を持ってくれて、さわりながら表情が変化していった、時間をかけて粘土をさわってくれた子、最後の片付けまで繰り返し型抜きを味わってくれた粘土好きの子もいた。

保育士さんやスタッフと「はじめての共同作業」と言いながら一緒にハートで型抜きの感触を味わい、楽しんでくれた。ベットサイドで紙粘土のばしと型抜きを足のかかとで経験してくれた男の子、粘土の感触に身体全体で感じ取ってくれていた。

使用した粘土は一定時間柔らかさを保ってくれる紙粘土で、子どもたちがそれぞれのペースで製作するのに適している、その反面、活動の時間内中に乾燥しない。保育士さんからまだ柔らかい粘土や細かい部品を口に入れたりすることが無いように、ある程度固まるまで一時保管してもらうことにした。提供する側としてその点を予想していなかったので、次の課題としてつなげて考えていきたい。

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指先の力がない子には、クリアファイルを使って、ギュッと押すことで一回で粘土を潰せることを一緒に行いました。課題なのが、手の感覚の鈍い子と敏感すぎる子がいることです。扱いやすい粘土を選ぶ事で、子供が不快感なく工作に集中できます。美輪さんが選んでくれたのが、とても軽くてベタベタしない粘土でした。ただ固まるまでに時間がかかるとのことでしたが、その時間はみんなで作品を鑑賞したと思えば、楽しい時間が共有できたかと思います。