壽ちんどん宣伝社さんの紙芝居と獅子頭舞を行いました。
入院中でも、お正月気分を味わいたい。そんな願いを壽さんは叶えてくれました!
小学校入学前のお子さんが多く入院されていたので、ぎりぎりまで紙芝居は何にしようか悩まれましたが、「ツェッペリン号物語」はとても興味深く聞き入られていました。また、獅子舞は保護者や職員も興味津々で、頭を噛んでとご自身から望まれて噛まれていました。笑いと、興味、怖いもの見たさの複雑な表情が面白く感じました。
今回参加されたお子様で、お一人が訓練の時間だったのですが、療法士の先生に「獅子舞を見たい!みんなと一緒に紙芝居を聞きたかった!」と訴えて、参加したそうです。病院側としては、それが続いてしまっては入院の意味がなくなりますが、終わった後お母様から「あの子が初めて、自分の意見を押し通した。今まで我慢していたことがたくさんあったのは分かっっていたけれど、大人の顔色を見ていたから、言えなかったんだと思う。これも成長だと思いました。とても嬉しいです。」とお話しくださいました。小学校入学を控え、普通小学校と特別支援学校を悩まれていたので、「子供の意見もしっかり聞いていきたい」とおっしゃっていました。一人一人に、たくさんの感情を芽生えさせられる活動にできるよう、サポートしていきたいと思います。
夏祭りの時に、成人病棟でも大好評でしたので、今回も職員に許可を頂き、獅子舞の姿で小児病棟まで移動しました。私も雰囲気が出るといいなと、着物を着て行きました。小さなお子さんに着物を触ってもらい「綺麗」と言ってもらえました。成人病棟の方々にも「華やかになっていいわ」と喜んでもらいました。
大人になると、涙腺が弱くなるのは私もそうなんですが、お年寄りが泣いて喜んでくださるのは、胸がキュッとなります。