ハートっ子土浦さんに保科さんをご紹介しましたら、「ぜひ落語を子供たちに聞かせてみたい」とのことで、ご快諾いただきました。
高座の設定は、ご苦労をおかけしました。「めくり」のことや、落語って聞くものだからね!ということは、子供たちには難しいことだったかもしれませんが、最初の紙芝居「ぼっかんかぼちゃ」「このかげなんのかげ」で、頭の体操、そうかかぼちゃが変身するんだとか、この形はなんだろう?というウォーミングアップは段々と興味を持たせていたように感じました。
また落語の演目を小さな子どものでてくる「初天神」にしていただいたことで「飴」「団子」「とうちゃん」が身近なことになったように思います。飴をなめている音や表情、団子を舐めちゃうとうちゃんのよだれの音。親は主張させてはならないと思うところを面白おかしく主張されて、笑いが止まりませんでした。おねだりする表情は、まさに子供そのもので保科さんの話に入り込んでしまいました。
オンライン中、初めは手前にいた子が、落語の時は奥にいってしまった事が気になり、ハートっ子さんに聞いてみたところ、「少し怖い。もう少し後ろに行きたい」と話すことはできない子ですが不安そうにしたそうです。まだ小さな子なので男の人に慣れていないことや、言葉回しが早かったからかもしれないと、職員さんが言っていました。それは、一人一人の経験値や、持っている能力もあると思います。彼がいつか後ろにいたけれど、いつの間にか前にいた。となるといいなと思いました。