Sunday 21 Mar 2021(FK)

目と手の協応/数の概念/文字

担当:松本

■目と手の協応

・ボコボコチェーンミニ:動きが出なかったので途中まで2人羽織で手伝いながら行ないました。

・ボコボコタッパー:抜け切る手前までこちらが、後ろに下がりながら引っ張ると、最後のひと抜きは手首で引っ張る動きで抜ききってくれました。

・スライディングブロック:下、上、右、左の動きを穴の手前までセッティングすると手首をひねる動きでブロックをスライドさせ穴にはめていました。

・セッションの最後に、手が動いてきたということでお母様が再度ボコボコチェーンミニセッティング。数回勢いよく引き抜いていました。

■数の概念

・円柱差し:1〜5個直線配列の円柱差しを提示して、最初に穴がパっと見ていくつある?と質問しました。「1個?2個?・・・」と順番に聞いていき、まばたきや声で答えてもらい、次に一緒に穴を指先で触りながら正しい穴の数を確認しました。円柱を指す場面では、一緒に入れながら「残りの穴いくつ?」の質問をして、上記の方法で答えてもらい、確認を行ないました。パっと見いくつ問題も、残りいくつ問題も、1個足りない数を答えることが多かったのですが、それは視野の問題で全体を見ることができなく正しい穴の数が答えられないためかもしれないとお母様が伝えてくれました。

・太い円柱がさね:筒の中に、一緒に円柱を重ねていきました。最後に、数が大きくなると高さが高くなること手を筒の上に置き実感してもらいました。

・太い円柱も持ってみる:右手のひらに、円柱を1個、2個、3個の順番に持ってもらいました。数が大きくなると、重くなることを実感してもらいました。

■文字なぞり

・なぞる行の決定:なぞりたい行を立体コピー文字盤で一緒に触りながら選びました。まずは「サ行」。桜が咲いてるねと話しながら「さしすせそ」を一文字一文字、ところどころ本人の動きも拾いながら一緒になぞっていきまた。立体コピーをなぞった後に同じ文字を手のひらにも書いてもらいました。次に選んだのは、「は行」。同じようになぞった後、一文字だけ私の手のひらに書いてみてと伝えると、「ひ」の文字の形を書いたようだったので、「ひ?」と聞くと、声を出してそれだと伝えてくれました。「なんで『ひ』なのかな?」と聞くとお母様が「ひまのひじゃないの?」と声を掛けました。すると、また声でそれだと伝えてくれました。コロナで家にこもりがちで「ひま」だよねと共感しながら「ひま」という2文字をなぞってセッションを終了しました。

■まとめ

・目と手の協応課題や数の基礎の学習で手を使うことで覚醒が上がってきました。視線入力は、全て本人が行うという主体性を最大限に保証できる反面、脳性麻痺で眼球運動の困難さがある方にとっては、こちらが物理的に手助けできないため、できるか、できないか、1か0かの活動になってしまう可能性があると感じました。もちろん、背景整理や眩しさの軽減、シンプル(刺激の焦点化)など見やすい環境を整えるという手助けはできるのですが。その点、手を使う活動は、最後の最後は本人の動きという能動性を保証しながら、こちらが手助けできる割合が多いです。しかも手助けの量も、その日の覚醒や体調に合わせて支援者が柔軟に調整できる課題であると再確認できました。

 

■次回

2021年5月23日10:00-