Saturday 1 December 2018

「音楽」 担当:石橋和子

いつものように、「今日は何の日?」や「今日の誕生花」などをお話しながら、今回はクリスマスソングを中心に、音楽をご一緒に楽しみました。
今年もアシスタント健太郎さんが持ってきてくれた、小さな光るクリスマスツリーや、天井を動くカラフルな光でムードは満点でした。ちなみに、12月1日は「映画の日」だったので、映画の話と映画音楽も少しお聴き頂きました。
さて、何回か映像楽器を使って一緒に演奏できないか探ってきましたが、Hさん宅へ向かう途中、健太郎さんから、今回は使うコード(和音)を一つで出来る曲はないかと聞かれ、とっさに思いついたのが変形ブルース「Shaky ground」でした。たしかiPadに、セットすればブルースのメロディで楽器が弾けるアプリがあったので、使えないかお話したら、さすが健太郎さん、立ったままバスに揺られながら、その場でセットしてくれました。これなら、どのタイミングで鳴らしても、曲調にピッタリ治まるはずです。思ったとおり、今回はなんと、いきなり本格的なブルースセッションが出来ました。しかも時差もなく、丁度良いタイミングでH君がブルースの合いの手風にピアノを入れてくれるので、ノリノリでした。アップテンポの激しい曲ですが、H君も、楽しそうな感じでした。スタッフやお母さんもパーカッションで盛り上げてくれました。
 一息ついて、クリスマスソングを、お母さんやスタッフの恵理さんが一緒に歌って下さいました。「ホワイトクリスマス」や「きよしこの夜」などは、ソロでワンコーラスづつ順番に歌いました。お母さんが歌っている時、ベッドサイドではなく、H君の足元から少し離れていたので、H君は、視界に入らないお母さんの方を意識しながら、ジッと耳を澄ませているのが印象的でした。音楽は最高のコミニュケーション・ツールの一つですが、実はこの時、H君は、指でiPadのドラムを叩いていました。
休憩の後、健太郎さんが設定を変えて、今度はドラムの音が出るようにスイッチをセットしてくれていたのでした。
一つの曲に気持を合わせた親子の演奏が聴けて、とても嬉しかったです。
最後は、H君のリクエストで、アップテンポのオリジナルのブルースを。
間奏で、コール&レスポンスをしたら、H君は、いきなり歌ってくれました。
どうもH君はブルースが好きになった様で、また一つ、一緒にできる音楽が増えて嬉しいです。
今回も、機械系でいろいろ考えてくださった健太郎さんと、一緒にパーカッションや歌でも盛り上げてくださった恵理さんにも感謝です。
何より、いつも温かく迎えてくださるH君とお母さんに、心から感謝です。

(学びサポート Hくん)